携帯電話の電磁波放出、予想以上に大きかった
スイス公共放送の独語テレビの番組で、スイスで販売されている携帯電話のうち売上げトップ9の電磁波放出量をテストしたところ、電磁波の放出量が予想以上に大きいことが判明した。
テレビ番組「Kassensturz」で実験を行ったのは、電磁波および放射能測定の先駆者ニールス・クスター氏。携帯電話から放出される電磁波は脳細胞の働きを冒すことで健康に被害を与えるとされている。また、脳腫瘍の原因でもあるとされている。
実験の結果、携帯からの電磁波は法規制内のレベルではあったが、クスター氏はそれでも高すぎるという。また、携帯の種類によって電磁波放出量に大きな差があった。消費者は携帯電話購入時、電磁波放出量までは考えていない。が、今年から各社が製品の電磁波放出レベルを明記すると決定したと伝えられることから、消費者の態度も変化するだろうと思われる。
実験の結果、電磁波放出量が最低だったのはモトローラーのV2288で、シーメンスのC35の半分だった。エリクソンT28はシーメンスとほぼ同aBノキアの8210は予想された2倍の電磁波を放出した。また、調査の結果、携帯電話3台のうち1台は受信状態が悪いことも判明した。
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