絶滅危惧種のサルに赤ちゃん チューリヒ動物園
チューリヒ動物園他のサイトへで今月5日、絶滅危惧種のゴールデンライオンタマリンの赤ちゃんが2匹生まれた。飼育数はこれで11匹になった。
このコンテンツは 2019/02/22 10:30サルの赤ちゃんは、母ザルの背中にしっかりとしがみつき、どこでも一緒について行くと動物園の関係者は話している。
ブラジルの熱帯雨林に生息するゴールデンライオンタマリンは絶滅の危機に瀕している。昆虫、トカゲ、小型の両生類、果物、葉または樹液を捕食しながら家族と一緒に生活する。1960年代末には約600匹確認されていた個体が、その数年後にはわずか100~200匹に激減していた。
チューリヒ動物園は欧州が手掛ける動物保護プログラムに参加している。 1984~2000年の間に146匹のゴールデンライオンタマリンをブラジルで野生復帰させることに成功。そのおかげで2005年には個体数が589匹まで復活した。また、消滅の危機にさらされた野生環境から保護区へ移住させた結果、繁殖した個体が他にも約220匹存在する(2006年の時点)。

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