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赤十字国際委員会、トレーニングセンターをオープン

ジュネーブ近郊に赤十字国際委員会のトレーニングセンター「エコジアセンター」がオープンした。4月末からコンゴ民主共和国で6人の職員が武装勢力に殺害された事件、スーダンのチャーター機爆発でパイロットが死亡した事件など、赤十字を標的したと思われるテロが相次ぐが、エコジアセンターは人道援助ワーカーのためのサバイバル・スキル訓練センターだ。

このコンテンツは 2001/05/14 08:33

「人道援助活動は、年々専門的になってきている。そのため、専門的なツールを用いて人道援助専門職員の訓練を行う場所が必要だ。」とイヴ・エチエンヌ赤十字国際委員会(ICRC)エコジアプロジェクト・リーダーは言う。18世紀に建てられた元孤児院を改築したセンター内は、教室13室、42の寝室、サイバーカフェを含め全室インターネットアクセス完備。また、世界中に送信可能なラジオ・トランスミッション・ステーションもある。新職員は4週間、ここで基礎トレーニングを受ける。また、フィールドからの帰還職員の再教育も行われる。が、これまでのトレーニングセンターと違い、エコジアでは新人とベテラン(帰還職員)の交流の機会を設ける。「実際のフィールドでの活動や衰�は、トレーニングでわかるものではない。トレーニングは、与えられた状況下で何をするべきかというアイデアを得るためのものだ。現場から戻った職員が、新人に現場での経験を伝えることが大切だ。」とクリスティアナ・アミシ=ラボー・エコジアセンター所長は述べる。

ICRCはボゴタ(コロンビア)、ナイロビ(ケニア)、アンマン(ヨルダン)、コロンボ(スリランカ)にもトレーニングセンターを持つ。エニエンヌさんは、「トレーニング地を分散するなら、内容の中核を統一したカリキュラムが必要だが、その作成をエコジアで担当する。」と語る。また、エコジアセンターでは、他の援助機関との人道援助ワーカーらの直面する問題を討議するためのセミナーなど交流を行う計画だ。人道援助ワーカーは、紛争情勢の分析、マスコミとの接触、医療トレーニング、ラジオ・トランスミッションなど幅広いスキルが必要だ。「少なくともHFラジオは、現地での人道援助活動の基本ツールだ。人災では、コミュニケーションが最初に破壊されるものの1つだ。現場の職員らは安全保障のため、ラジオを正しく使用する知識と技術が必要だ。」とエチエンヌさんは言う。

エコジアセンター開設にあたり、18世紀の建物の改築費には国際機関のための特別スイス連邦基金から960万スイスフランが拠出され、また15の民間スポンサーから200万スイスフランが施設費として寄せられた。

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