スイス慈善団体「幸福の鎖」 コロナ危機で寄付呼びかけ

慈善団体「幸運の鎖」に集まった寄付は、カリタスを始めとする団体が経済的危機に瀕した人に配る食事券などの支援事業に充てる Keystone

スイス公共放送協会(SRG SSR)の慈善団体「幸福の鎖」は16日を「連帯の日」と定め、新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受けた人を支援する募金活動の締めくくりとする。

swissinfo.ch

スイス国内で連帯と支援の輪が広がった。慈善団体「幸福の鎖」が呼び掛けた募金活動で、3月23日から4月15日までに、1700万フラン(約19億円)を超える寄付金が集まった。swissinfo.chの親会社であるスイス公共放送協会(SRG SSR)も募金活動を支援している。集まった寄付金は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で大きな打撃を受けた国内の人を支援するために使われる。

この募金で複数の企業が数百万フランにのぼる寄付をした。同団体に来て10年というプリスカ・シュペリ広報担当によると、「募金活動がここまで広範囲に及んだことはなかった」。個人や企業の働きかけだけでも多くの寄付が寄せられたという。中でもフローリスト協会Florist.chは、イースター用ブーケの販売収益の1割を寄付するキャンペーンを展開した。

連帯の連鎖

募金活動の一つとして、個々の連帯を示す「連帯の連鎖(Chaine de Solidarité)」チャレンジがある。チャレンジ参加者は短いビデオクリップを作成し、ハッシュタグ「#SwissSolidarityChallenge」を付けて公開する。チャレンジは今月14日から16日午後11時(スイス時間)まで続く。

参加者はビデオクリップでまず、丸められた紙を受け取る動作から始める。その紙を広げてカメラの前で見せてから、スイスの連帯への個人的な思いを読み上げる。それを終えたら、紙を再びくしゃくしゃに丸めて、カメラのフレームの外へと放り投げる。

4月16日は募金の日

募金キャンペーンの最終日となる16日は「連帯の日」と位置づけ、全国的に寄付を呼びかける。オンラインで寄付できない人は電話でできるが、今回は特別な状況下のため、従来のように著名人がコールセンターで電話を受けることはない。特別に設置されたコールセンターのオペレーターが電話に対応する。

幸福の鎖の公式サイトは「この日、再びスイスの連帯を固め、難局にも立ち向かえる力があることを示す」としている。

※追記)「幸福の鎖」は16日夜、同日だけで1千万フラン超の寄付が集まったと発表しました。

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寄付金の行き先

集まった寄付金は、パートナー組織であるカトリック系慈善団体カリタス(Caritas)、スイス赤十字社(SRK)、スイス労働者救援機関代理機関、高齢者援護団体「プロ・セネクトゥーテ(Pro Senectute)」地域代表へと渡る。幸福の鎖の公式サイトによると、「食糧援助分野の組織を支援する可能性についても検討中で、第2フェーズではスイスの他の支援団体と連携を図ることも予定」している。

これらの組織は財政的に困難な家族を支援する。ドイツ語圏スイス公共放送SRFの報道によると、カリタスは食事券のほか、最大1000フランまでの緊急支援も行う。

高齢者援護団体のプロ・セネクトゥーテは既にこれまでの寄付金で、ツーク州などの高齢者にサポートを提供している。

寄付・募金方法

幸福の鎖のオンラインサイトもしくは郵便振替口座Postkonto CP 10-15000-6で受け付けている。

電話による募金も受付中。

電話番号(スイス国内): 0800 87 07 07

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