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チューリッヒ・ストリート・パレード

12日土曜、チューリッヒ恒例の第9回ストリート・パレードが開催される。ほとんど裸体に近い奇抜なコスチュームの約50万人のレイバーが、スイス中、欧州中から来る。

12日土曜、チューリッヒ恒例の第9回ストリート・パレードが開催される。ほとんど裸体に近い奇抜なコスチュームの約50万人のレイバーが、スイス中、欧州中から来る。

今年のストリート・パレードのテーマは「Belive in Love」。ハウス、テクノのサウンドを爆発させながら30台の「love mobile」が、チューリッヒ湖沿いの4kmを5時間パレードする。

チューリッヒのストリート・パレードが1992年に初めて開催された時は、参加者1、000人以下だった。それが今ではスイス最大、また世界でもベルリンのラブ・パレードに次いで2番目の大規模イベントになった。チューリッヒ観光協会も、市の新しいイメージ作りにと、全面的に支援する。

が、支援者ばかりではない。テクノ・ミュージック・シーンと麻薬の関連から、過去にはパレード中止を目指す運動もあった。が、運営組織は、麻薬売買をする者を見つけ次第警察に突き出すなど、できる限りの措置を取り、イメージ・アップに努力しきた。

運営組織は非営利の方針を貫こうとしており、イベントでの酒類とたばこのスポンサーおよび広告は禁止したが、スポンサー希望者は後を絶たない。今年初めてスポンサーとなった書籍のオンライン販売業者BOL.CHは、ストリート・パレードの参加者は(ネット利用者が多く、)同社サービスの重要な市場だと見ている。dot.com企業がスポンサーに参加するのは、初めてだ。

ストリート・パレードは、午後3時15分チューリッヒのMythenquaiからスタート、だいたい午後10時30分頃にHornbachstrasseで終了する予定。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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