国境を越えてドイツやフランスに行けば2割も安く物が買えるというのに、スイスの地元で買い物をする必要があるだろうか?スイス国立銀行(中央銀行)が1月半ばにスイスフランの対ユーロ上限を撤廃し、そのあおりを受けた国内の小売店は苦しい状況に置かれている。(SRF/swissinfo.ch)
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バーゼル州リーヘンには約2万人が住む。店の経営者たちは為替に影響を与えることはできないが、地元の客を維持するために組合や団体と団結して新しい道を模索している。
バーゼル労働組合は当局に、国内の小売店に不利な規制を緩和するよう求めている。バーゼル同様、南西はジュネーブから北西トゥールガウ州まで国境地域にある大半の店が苦境に立たされている。
クロイツリンゲンの町では、客がドイツの隣村コンスタンツに流れている。これまでに4件の老舗が閉店し、他にも廃業を迫られる店も出てくるだろう。
スイス人が国境を越えて買い物に行くようになっても、うまく商売を続けている店もある。シルビア・コーネルさんが2年前に開いた旅行代理店がそうだ。コーネルさんはサービスをユーロ料金で提供している。だが、全ての小売店がユーロ料金を提供できるとは限らない。
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