老齢・遺族年金に新しい登録番号
7月1日、老齢・遺族年金の被保険者は全員、新しい13桁の登録番号を受け取る。これまでの11桁では足りなくなったためだ。年金管理に伴う個人情報の記載はなくなり、社会保険全般および住民登録にも同じ番号が適用される。
今回の改正で忙しい思いをするのは雇用者と年金基金だ。被雇用者が行うことは何もない。2008年後半から2009年初めにかけて、雇用者もしくは年金基金から新しい番号を受け取る。
すべての社会保険に適用
新しい13桁の番号は1度発行されたらそれでおしまい。これまでのように、持ち主の氏名や年齢、性別などの変更が行われることはない。個人データは一切記録されず、これで個人情報の保護も守られることになった。
老齢・遺族年金 ( AHV/AVS ) の新しい番号は社会保険番号でもあり、連邦法によって定められている社会保険全般に適用される。これには、障害者保険 ( IV/AI ) や収入補償 ( EO/APG ) 、徴兵保険、そして加入を義務付けられている傷害保険および健康保険が含まれる。
新番号はいずれ、これから導入が予定されている健康保険カードにも適用される。さらに、州や地方自治体レベルの住民登録でもID番号として利用される。
新しい番号とともに、現行のグレーの老齢・遺族年金カードに代わってクレジットカード大のカードが導入される。このカードに記載されるのは氏名と生年月日、そして老齢・遺族年金番号のみ。もしものときのために、古いカードもそのまま保存しておいたほうが良いということだ。
swissinfo、外電
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