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「自殺ツーリズム」がベストワード賞に

審査団はスイスとリヒテンシュタインの作家やメディア関係者7人。

「自殺ツーリズム」は新聞の見出しに何度となく取り上げられ、大きな話題になったことがベストワード賞に選ばれた理由だ。

ベストとワースト

しかし、審査団は
「外国からの自殺願望者が増加するまで自殺のほう助がそれほど話題にならなかったことは少し奇妙」
とのコメントも出している。また、「自殺ツーリズム」という概念はスイスのリベラルな立法を国際舞台に押し出し、それと同時に死の商品化をも匂わせていると解説する。

一方、ワーストワードは「気候の補償 ( Klimakompensation ) 」に決定。この言葉は、例えば飛行機のチケットを購入した場合に追加料金を支払い、そのお金で環境保護プロジェクトを支援することなどを指す。「一見、誰もが利益を得るようだが、このようなシステムよりも環境を汚す行動を止めることがもっと大切」という意味で、この言葉がワーストワードに選ばれた。

ベストワードはスイスのドイツ語圏とリヒテンシュタインが共同で2003年から発表している。一般市民が審査団に推薦する言葉は2000語を上回る。

swissinfo、外電

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