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鳥インフルエンザ ついにスイスにも到来

スイスで初の鳥インフルエンザで死んだとされる野性の鴨が見つかったレマン湖畔付近は24時間、立ち入り禁止となった

(Keystone Archive)

ジュネーブの観光名所であるレマン湖の大噴水近くの港で死んでいた野生の鴨が、2月22日に発見され、スイス獣医局は26日、鳥インフルエンザH5型ウイルスに感染していたというチューリヒの研究所の検査結果を発表した。

スイスで鳥インフルエンザが発見されたのはジュネーブが初めて。

 州当局はこの野生の鴨が発見された場所から半径3キロメートル以内での家禽の飼育施設がないため、半径10キロメートル以内の家禽の移動禁止を発動した。

 なお、スイス当局はドイツ国境に近いシャフハウゼン州のシュタイン・アム・ライン近くのドイツ側地域での2羽の野鳥のH5N1型感染死確認により、シャフハウゼン州とトゥールガウ州に保護ゾーンを設け、鳥の移動や家禽飼育業者の監視などを強化している。

H5N1型か?

 ジュネーブで発見されたH5型ウイルス感染死が確認されたのは鴨科のメスのカワアイサで北欧やスイスの湖で生息している野鳥だ。現在、ロンドンの欧州研究施設で最も病原性の高いH5N1型ウイルスかどうかを検証中だ。

 しかし、27日、チューリヒ大の研究所の所長、リヒャード・ホープ氏がドイツ語圏ラジオで「99.8%がたH5N1型ウイルスだと確信しています」と語った。また、同氏によるとジュネーブで見つかった野性の鴨、カワアイサが鳥インフルエンザにかかったケースは初めてで、そのために死亡原因をつきとめる分析が続いているとした。

 スイスでは現在のところ、この発見に続いて多くの死んだ野鳥が検査されているが、H5型ウイルスが確認されたのはこの1羽のみ。

スイス当局の指示

 スイスの健康局は「現在のところ、人への感染の危険はなく、問題は家禽飼育者に限る」と語り、ジョゼフ・ダイス経済相もテレビやラジオで「パニックに陥る必要はなく、スイス政府は全ての必要な措置を取っている」と国民に呼びかけた。

 連邦獣医局は家禽類の死骸に触らないように、もし、家禽の糞などに触ってしまった場合は石鹸で手を洗うようになどのアドバイスを配布している。また、連邦環境局は感染を防ぐべく、野生の鳥類の狩を禁止するように各州に勧告している。

国民の反応

 数日前に鳥インフルエンザが七面鳥施設で確認され、鶏肉の売り上げが30%も減った隣国フランスと比べ、まだスイスではそのような影響は報告されていない。

 それでも、スイスメディアではもっぱら鳥インフルエンザの話題ばかりで、ジュネーブの地元紙、トリビューン・ド・ジュネーブは「ジュネーブの港は大噴水で有名なだけではなく、鳥インフルエンザの発生地としても有名になるだろう」と一面に取り上げた。フランス語圏のロマンド・ラジオでも鳥インフルエンザ特集を組み、「鳥インフルエンザがスイスで人間に感染する確率はかなり、少ない」などとして、住民に事態の沈静化を呼びかけているメディアが多かった。


swissinfo、外電 屋山明乃(ややまあけの)

補足情報

- 欧州ではフランス、ドイツなどスイスを囲む6カ国で鳥インフルエンザ感染が確認されている。

- スイスでは今のところ家禽の飼育施設での感染は確認されておらず、家禽類の予防ワクチンの投与なども行なわれていない。

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