
ムーティエのジュラ州編入 住民投票でも可決

人口7200人の州境の町ムーティエが2026年1月1日にベルン州からジュラ州に編入する協定が、22日の両州の住民投票で可決された。
ベルン州では83.2%、ジュラ州では72.9%の有権者が譲渡条件を定めた協定に賛成した。来年スイス連邦議会で承認されれば実現する。
ムーティエ、ジュラ・ベルノワ地方(ベルン州のフランス語圏)、ジュラ州の3自治体が、州所属変更に関連する事項を規定したこの文書を承認した。
フランス語圏のジュラ州は1979年、ドイツ語圏のベルン州から分離独立する案を住民投票で可決、26番目のスイスの州となった。それ以来、州境沿いの自治体ではどちらの州に属するかという問いが断続的に提起され、暴力行為が起こったりもした。
今回の協定により、こうした歴史の一幕に終止符が打たれることになる。
>>ムーティエの帰属問題についての記事はこちら↓

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英語からの翻訳:宇田薫

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