スイス・ポストバス、自動運転車両による公共交通サービスを試験運用
スイス郵便の子会社ポストバスは12月、東部ザンクト・ガレン州アルトシュテッテン周辺で自動運転車両による新たな公共交通サービスの試験運用を開始する。
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ポストバスはスイスの山間部、村落でバスを運行している。試験運用は後に拡大される予定で、本格運用は2027年に始まる可能性がある。
ポストバスは10月末に試験運転を発表。5日、アルトシュテッテンで「AmiGo」と呼ばれる自動運転車両を発表した。この車両は、テクノロジー企業百度(バイドゥ)の中国のロボタクシーメーカー、Apollo Goとの協力により開発された。
スイス東部の農村部や交通インフラが十分でない地域、また利用者の少ない時間帯の公共交通サービスを補完することを目的としている。アプリを通じてオンデマンドで利用が可能。最大25台の車両の利用が予定されている。
最大4人乗車可能
ポストバスのプレスリリースによると、AmiGoには36個のセンサー、複数のカメラ、センチメートル精度の測位システム、レーダー、自動センサー清掃システムなどが搭載されている。最大4人が乗車できる。
ポストバスの広報担当者ウルス・ブロッホ氏は、最初の試験走行はアルトシュテッテン周辺で行い、その後エリアを段階的に拡大すると語った。
運行可能エリアは約80平方km、16の自治体をカバーする。このエリアはライン渓谷からアッペンツェル・アウサーローデン準州のハイデンとヴォルフハルデン、さらにアッペンツェル・インナーローデン準州のオーベレッグまで拡がる。
2027年まで試験運用
試験運用が成功し、すべての安全性と品質要件が満たされれば、2026年中に最初の無人走行が実施される可能性がある。本格運用は2027年第1四半期に始まる予定。
スイス東部の各州に加え、連邦交通局、連邦道路局、スイス・ツーリングクラブもこの試験に参加している。
英語からのDeepL翻訳:宇田薫
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