エチオピア航空の墜落事故現場
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2度の墜落事故を起こした米ボーイングの新型機「737MAX8」の運航停止が世界各地で広がる中、スイス連邦運輸省民間航空局外部リンクも13日、同型機の国内運航停止を決めた。
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10日、エチオピア航空が運航する737MAX8 が離陸直後に墜落し157人が死亡。これを受け欧州航空安全機関外部リンク(EASA)は12日、欧州連合(EU)域内の同機と737MAX9の運航を一時停止すると発表した。
スイス連邦運輸省民間航空局は、EASAの決定を適用すると述べた。737MAX8はスイス国内では登録がなく、領空を通過する機体は月に2、3便という。
ボーイング737MAX8は、昨年10月にもライオンエア(インドネシア)の機体が墜落する事故が起き、189人の死亡者を出した。いずれの事故も離陸直後に起きた。原因はまだ分かっていない。
事故を受け、中国、オーストラリア、香港、シンガポールなどが同型機の運航停止を決めたほか、複数の航空会社が運航を見合わせている。
トランプ米大統領は13日、同型機の運航を停止するよう大統領令を出し、米連邦航空局も国内での運航停止を発表した。製造国の米国が停止措置を講じたため、世界で約350機の同型機が全面的に運航停止するとみられる。
スイスインターナショナルエアラインズとエーデルワイス航空(いずれもルフトハンザグループ)は、同型機を使用していない。
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