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2005年のスイスインフォお勧め記事

2005年も多くの事件が発生した。中でもスイス全土を襲った洪水は、歴史的事件だったといえよう

(Keystone)

2005年スイスインフォが皆様に配信しました記事の中から選りすぐり、再度ご紹介いたします。スイス国内での大洪水、愛知万博、アインシュタイン展、パウル・クレー・センターの開館、鳥インフルエンザ対策など、数々の出来事がありました。

またこの1年間、スイスインフォをご愛読頂きありがとうございました。日本語編集部一同、今後とも記事の内容向上をめざし、日々努力する所存です。新年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

1月12日 225周年を迎えたスイスの新聞NZZ 

スイスでもっとも伝統がありその報道内容の質に対しても評価が高いノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング(NZZ)が創刊されて今年で225年になる。
創刊から40年間はチュルヒャー・ツァイトゥングの名前で発行され、1821年から現在の名前になった。フランス革命以前に発行された新聞で、廃刊にならずに続いている新聞は世界でも珍しい。

1月19日 スイス、人道支援の偏りを懸念   津波災害の陰で

スマトラ沖大地震と津波災害に世界の関心が集まる中、スイスのボランティア団体から資金援助の偏りを懸念する声が上がっている。
今回の津波支援でスイスは福祉団体「幸福の鎖」だけでも1億6,500万フラン(約142億円)を集めた。

2月2日 「2011年農業政策」 政府案の発表

スイス政府は新しい農業政策として、農産物に対する補助金は段階的に廃止し、農家への直接援助にシフトする方針だ。
このほど発表になった「農業政策2011年」では、08年から11年までの農業の補助金を135億フラン(約1兆1,730億円)とする。04年から07年までの金額より6億3,400万フラン(約550億円)減額されることになる。

2月22日 ジュネーブの高級ホテルの改修工事熱

ジュネーブは5つ星の最高級ホテルがスイスで最も多い街だ。現在、デ・ベルグホテル、ボー・リヴァージュホテル、ド・ラ・ペホテルなど次々と改修工事を行い、一時休業しているところもある。
多くのホテルが贅沢な顧客のニーズに合わせ、設備を新しくし、サウナやプールといった付加価値を付けている。この背景にはここ3、4年で多くの古い高級ホテルが外国資本のオーナーに変わった事がある。 

3月11日 愛知万博とスイス館の魅力

愛知万博(愛・地球博)が3月25日から9月25日までの6カ月間、長久手と瀬戸の2つの会場で開催される。                 スイスは「山」をテーマに参加。長久手会場の最南端、外国館が立ち並ぶグローバルコモン4のオーストリア館とベルギー館の間にある。万博会場駅から入場したなら、キッコロ・ゴンドラに北駅から乗り、南駅で下車する。

3月23日 独ルフトハンザ、航空会社スイスを買収

ドイツの航空大手ルフトハンザ航空は22日、スイス・インターナショナル・エアラインズ(略称スイス)を買収することで合意したと発表した。
買収総額は3億1,000万ユーロ(約427億円)。来年にも完全子会社化を目指す。

4月5日 スイスの牛より野生のヒグマ

ある時は野生動物の案内ガイド、ある時は環境活動家、またある時は写真家でもあるスイス人、レノ・ゾンメルハルダーさんは熊に恋焦がれてもう20年になる。この39歳の自然愛好家がスイスインフォのインタビューに答えた。
熊を追いかけて彼はアルプスの山からカナダのロッキー山脈に移住してしまった。それだけでは飽き足らず、熊との出会いを求めて南米アンデス山脈からロシア極東まで飛び歩いている。(編者注:この時期、スイスアルプスに野生の熊が現れたことが大きな話題になった)  

4月29日 「感情」研究所がジュネーブに

ジュネーブで世界初の人間の「感情」に関する学際的な国立リサーチセンターが9月から開設される予定。
この国立感情リサーチセンター (Pole de recherche national) では職場や国際紛争など様々な場面での感情の決定要因を分析する新しい研究を試みられている。

5月10日 ハイテクマットで氷河保存なるか

地球温暖化で氷河がなくなってしまう危険性が指摘されて久しい。氷河特急も通るスキーリゾート地アンデルマットで、夏の間に氷が溶けるのを防ぐため、ハイテクのマットが氷河をすっぽり覆った。その広さ、2,500�u。
このハイテクマットは、グルシェン氷河のスキー場で、ケーブルの下にある雪が溶け出したのがきっかけとなって開発された。

6月15日 天才アインシュタインの相対性理論100年祭

世界を変えた天才物理学者、アルベルト・アインシュタインに関するもっとも大きい展示会が16日からスイスの首都、ベルンの歴史博物館で始まった。
相対性理論が発表されてから100年たった。アインシュタインがこの理論を思いついたベルンで彼の世界を考察してみる。

6月20日 パウル・クレーの詩的な世界へ

巨匠パウル・クレーの世界最大コレクションを集めたパウル・クレー・センターが(Zentrum Paul Klee)がクレーの生まれ故郷ベルンでいよいよ開館した。
クレーの全作品(約1万点)のうち、4000点をも所有するセンターでは常時、200点ばかり鑑賞でき、クレーに関連した特別展も開かれている。

6月29日 公共交通機関が禁煙に

今年の12月からスイスの公共交通機関の電車、バス、船、そして駅の構内の待合室など、閉ざされた空間が禁煙になる。
これは、個人の喫煙の自由より、受動喫煙から乗客を守るほうが重要という決定だ。公共交通機関労働組合に属する企業は全てこの決定に従うことになる。

7月7日 スイス 武装した永世中立国 −3− 海外派遣

永世中立国スイスの軍隊の海外派遣は第二次世界大戦後、南北朝鮮の境界線北緯38度線に1953年に派遣されて以来、国連の要請を受け、適宜派遣されてきた。
現在、世界の31カ国と地域に派遣されているスイス兵は、スイス中部スタンツにあるSWISSINT(Swiss Armed Forces International Command)で養成される。現地の状況を模倣した兵舎にて実際に180人がともに生活しながら、海外派遣のために特別な軍隊教育が10週間施される

7月29日 ヒロシマの恩人 ジュノー博士の功績

「ジュノー博士のお陰で救われた被爆者は2万人とも3万人とも」と語り継がれる広島の恩人、スイス赤十字のマルセル・ジュノー博士。広島に原爆が投下された1945年8月6日から1カ月後に現地を訪れた初めての外国人医師だった。
博士が「15トンの医薬品を被爆地に送り、救護援助に当たった」ことに感謝して広島では毎年6月の命日にジュノー記念祭が行われる。しかし、今になってこの行為が当時、決して簡単なものでなかった事が分かり、スイスでも今年9月に初めて記念祭が行われることになった。 

8月24日 大雨でスイスがこうむった被害は莫大

8月21日から降った大雨による被害がドイツ語圏を中心に深刻だ。24日朝までに7人が犠牲になり、被害額は20億フラン(約1700億円)にのぼると報告されている。
ルツェルンの名所、カペル橋も水浸しになった。ベルン市内のアーレ川沿いの一角、マッテン区が浸水し、住民は強制的に避難させられた。観光地インターラーケンなどの被害も深刻だ。各地の道路や鉄道路線も不通になり、火曜日には休校する学校も出た。

8月29日 アルプスのロマンスに隠れる厳しい生活

スイス文学を代表するイェレミアス・ゴットヘルフ(Jeremias Gotthelf)は『小作人ウーリ』などスイスの農村を舞台とした小説を多く残した。今のスイスの酪農家は、19世紀に書かれた小説の中にあるようなロマンチックな生活をしているのだろうか。
筆者は農家に実際に寝泊まりし、生活をともにしてみた。そこは、ロマンチックな生活などを夢見るには厳しすぎるものだった。

9月28日 ザイア 香港資本の手に収まる

外国資本の買収の標的となっていたザイア・バージェス(以下ザイア)は、モーターの専門メーカーのジョンソンエレクトリックホールディング(以下ジョンソン 本社、香港)の手に落ちた。
7月末に買収の意向を表明しTOB(株式公開買い付け)により、18万245株(ザイアの資本のおよそ3割)の株式を取得していたスミダコーポレーション(以下スミダ)が28日、買収を断念し、ジョンソンに持ち株を譲渡すると発表した。

9月25日 開かれたスイス 国民投票の結果

9月25日の国民投票でEUとの人の行き来の自由化が56.0%の賛成を得て、承認された。投票率は53.8%だった。6月5日の国民投票で、シェンゲン・ダブリン協定が批准された直後の国民投票となった今回、「開かれたスイス」が国民に再び支持された。
事前の調査では、僅差になると予測されていたが、結果は予想外に明確だった。カルミ・レ外相は「スイスは拡大したEUを初めて国民投票で支持した国」と評価した。

10月10日 情熱と厳格の料理人 —「今年のシェフ」に選ばれる

『ミシュラン』(Michelin)と並ぶ有名グルメガイド『ゴーミヨ』(GaultMillau/2006年—スイス版)で20点中19点の最高点を獲得したディディエ・ド・クルテンレストランのスイス人シェフが話題を呼んでいる。シェフの名前はレストランと同じディディエ・ド・クルテン氏。37歳の若さである。
このゴーミヨが19点を出したのは7年ぶり。ド・クルテン氏は同ガイドから「今年のシェフ」に選ばれた。「最高点の味」とはどんなものか、ヴァレー州のローヌ渓谷にあるシエールにあるレストランまで探りに行った。

10月12日 鳥インフルエンザへのスイスの対策

トルコとルーマニアで鳥インフルエンザが発生したことを受け、スイスではこれらの国からの家禽の輸入を禁止する処置をとった。
予防薬も十分に備えてあり、人間への感染は非常に低いことなどからスイスの連邦健康局は、国民にパニックになる必要はないと呼びかけている。

11月27日 国民投票の結果 GMO栽培の凍結と日曜営業を承認

11月27日に行なわれた国民投票で「遺伝子組み換え作物(GMO)栽培・飼育の5年間の凍結」は賛成55.7%、反対44.3%ではっきりと承認された。二つめの、駅や空港などの商店の日曜営業を許可する労働法改正案は賛成50.6%反対49.4%の僅差で承認された。
GMO栽培、飼育の凍結に関しては全てのカントン(州)で承認されたものの、日曜営業に関しては全26州のうち、都市部がある7州のみで承認され、都市部と農村部の二極化が表面化した。投票率は41.8%だった。

11月30日 モントリオール会議に臨む

カナダで11月28日から12月9日まで開催されている国連気候変動会議(モントリオール会議)は京都議定書発効後の第1回目の会合として、注目を浴びている。会議では2013年からの地球の温暖化防止への取り組み方の検討が開始され、次期枠組みを作るための交渉プロセスの合意を目指す。
モントリオール会議に臨むスイス代表、トマス・コリー連邦環境局国際部長に会議の抱負を聞いた。

12月8日 赤十字の新しいマーク「赤ひし形」が承認される

国際赤十字・赤新月社運動のマークに新たに赤ひし形(非公式名)が、やっと認められた。これまでの赤十字と赤新月のほかに赤ひし形が加わることで、赤十字に相当するイスラエルの赤盾ダビド公社も、正式にその活動を認められることになる。
12月5日から、赤十字の活動を定めたジュネーブ諸条約の委託者として任命されたスイスと赤十字国際委員会が中心となって締約国会議が開催された。

12月9日 お金持ち天国 スイス

経済月刊誌ビランツによる恒例の長者番付が発表になった。トップ300人の資産総額は4000億フラン(約36兆5240億円)。2年前の発表数値より8.4%増加した。
総額を300人で割った平均は13億3300万フラン(約1216億円)。スイスに住む、一桁も二桁も違うスイスの大資産家とは一体どのような人たちなのだろう。

swissinfo、 佐藤夕美(さとうゆうみ) 編集

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