スイスはもはや世界一豊かな国ではない?米国がトップに

スイスはもはや世界一豊かな国ではなくなった Keystone

ドイツの保険大手アリアンツは27日、世界各国の富裕度を測る「グローバル・ウェルス・レポート2017」を発表した。前回1位だったスイスは2位に陥落。米国に首位を譲り渡した。日本は3位だった。

このコンテンツは 2017/09/29 08:40

昨年のスイスの個人一人当たりの純金融資産は17万5720ユーロ(約2300万円)で、前年に比べ2.7%増加したが、米国が前年比5.8%増の17万7210ユーロと上回った。3位の日本は金額が大幅に下がって9万6890ユーロ。スウェーデンが9万5050ユーロで4位、5位は台湾の9万2360ユーロだった。

レポートは「バランスシートの構造改革に加え、米国は昨年のドル高ユーロ安の恩恵を受けた」としている。

一方、総金融資産ではスイスが26万8840ユーロで世界トップ。米国は22万1690ユーロだった。日本は11万8950ユーロで9位。

アリアンツは27日、「昨年末、とりわけ工業国での株式市場の回復が良い数字につながっている。昨年の資産増加分のほぼ7割が資産価値の変動によるもので、貯蓄が純粋に増えたのはわずか3割だ。一方、前年は逆の傾向だった」との声明を出した。

負債の脅威

昨年の世界の家計債務は5.5%に上り、07年以降で最も高かった。数値は国ごとに大きく異なり、例えばギリシャでは一人当たり1万220ユーロ、スイスは9万3120ユーロだった。

レポートでは「2カ国のギャップは世界金融危機以降、6万5千ユーロから8万3千ユーロに拡大した」と分析。「ギリシャでは金融危機以前の『過度な負債』を修正し、家計債務を年間平均0.8%削減したが、スイスは3.4%まで伸び続けた」とした。

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