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スイス、1日からロックダウンを段階的緩和

青少年の文化イベントは、観客を入れなければ可能になる Keystone / Alexandra Wey

スイス連邦内閣は24日、新型コロナウイルスに伴うセミロックダウンの段階的緩和計画を正式に決定し、発表した。3月1日に小売店、美術館、屋外スポーツ施設を再開する。

このコンテンツは 2021/02/25 12:29
swissinfo.ch/SRF, ku

当初計画では第二弾緩和を4月1日に行う予定だったが、州の意見を踏まえ、3月22日に前倒しした。

3月1日に再開するのは小売店、ショッピングセンター、美術館、博物館、図書館の閲覧エリア、動物園・植物園の屋外エリアなど。ただし小売店やショッピングセンターは人数制限を設け、マスクの着用を義務付ける。動物園、植物園なども人数制限、対人距離が取れない場合のマスク義務付けなどを設ける。映画館、カジノ、バー、ディスコ、ダンスホールはこれまで通り閉鎖する。観客を入れた文化イベントも禁止のまま。

屋外での集まりは、これまでの最大5人から同15人に引き上げる(子供も人数にカウントする)。ただし協会、自治体のイベントは禁止のまま。屋内での集まりは、これまで通り最大5人(同)とする。

再開する屋外スポーツ施設はテニスコート、ゴルフ場、アイススケート場、陸上競技場など。対人距離が取れればマスクの着用は必要ない。1グループの人数は最大15人とする。屋内フィットネスセンターは閉鎖のまま。サッカー、ホッケー、バスケットボール、格闘技など身体的接触を伴うスポーツは、成人は禁止する。

スポーツクラブの屋外でのチーム練習は原則禁止。最大15人まで、身体的接触なしであれば可能。大会も禁止する。

室内でのスポーツ・文化活動の制限措置を免除する年齢は、現行の16歳未満から20歳未満(2001年学期生まれ)に引き上げる。当初の計画では18歳未満とする予定だったが、さらに引き上げた。合唱やサッカー、屋内ホッケー、クライミングなども認められる。青少年対象の競技大会やコンサートは、無観客であれば開催可能。

在宅勤務の義務付けも第二弾緩和時まで維持する。

アラン・ベルセ内務相は24日の会見で「私たちはかなりのリスクを負う。だがそれは計算されたものだ」とし、今後の予測を十分考慮した上での措置だと強調した。

外食産業団体、保守系右派政党はバー、レストランの早期再開を訴えていたが、レストランのテラス席解禁は当初の計画通り、第二弾緩和で行うとした。州の意見聴取でも、早期再開に賛成した州は過半数を下回った。

第二弾緩和は19日に決定

ギー・パルムラン連邦大統領兼経済相は「感染力の高い亜種が広がり、引き続き警戒が必要」とする一方で、今回の「慎重かつ段階的な緩和」は、経済・社会的生活により多くの余地を与えるためだと述べた。

第二弾の緩和は▽陽性率は5%未満▽集中治療室のコロナ患者数が250床未満▽直近7日間の実効再生産数が1未満▽3月17日時点の直近2週間の新規感染者数が3月1日時点を下回ることが条件。来月12日に州への意見聴取を行い、19日に正式決定する。

パルムラン氏は「段階的な再開に皆が満足しているわけではないことは、十分理解している」とした。ただ感染例の増加を受け「現状を無視することはできない」と述べた。

ベルセ氏は状況が許せば緩和の前倒しも可能だとしたが、緩和を急いで第二波の拡大を許した昨年秋の経験を踏まえ「コントロールを失うような状況は避けたい」と述べた。

スイスの1日あたり新規感染者数は1343人、死亡者数は16人、入院者数は43人(24日時点)だった。国内の死亡者数は、昨年2月に初の死亡者が報告されてからのべ9256人となった。これまでに2万3300人を超える患者が新型コロナウイルス感染症で入院した。

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