スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)の今夏のフライトスケジュールは、新型コロナウイルスの影響で通常の20%程度にとどまる見通しだと、取締役の1人が語った。
このコンテンツが公開されたのは、
同社のフランス語圏部門「Western Switzerland」のロレンツォ・ストール代表は18日、地元のスイス公共放送(RTS)に対し「(渡航)規制緩和を見越した社のシナリオを作成している」と語った。だが今夏の見通しは「非常に厳しく」、同社史上で最も困難なものになるだろうと語った。
ストール氏は、航空機にもソーシャルディスタンシング(社会的距離)が適用されたことで、財政難が悪化していると指摘。「距離を維持するため、乗客同士の間に空席を挟んでいる」という。
世界的なコロナウイルス危機で、SWISSは数十機の航空機を約1カ月、チューリヒのデューベンドルフ飛行場とジュネーブ空港に地上待機させている。初めての事態で、待機場では航空機を駐機させるスペースの確保に苦慮したという。
「隔離された」航空機は、腐食や虫の侵入を防ぐため定期メンテナンスが必要。RTSは、メンテナンスには人件費がかかり、コスト総額は1機に付き1日数千フランと報じた。
おすすめの記事
チューリヒ、男がナイフで園児襲撃 命に別状なし
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ市北部で1日、路上を歩いていた園児の集団に男が刃物で切りつけ、子ども3人が負傷した。チューリヒ市警察は中国人留学生の男(23)を逮捕した。
もっと読む チューリヒ、男がナイフで園児襲撃 命に別状なし
おすすめの記事
氷河の融解でスイスとイタリアの国境に変化
このコンテンツが公開されたのは、
スイスはイタリアとフランスとの国境を変更した。イタリアとの国境は氷河の融解、フランスとの国境はジュネーブ地方の新しい路面電車と河川にそれぞれ関連している。
もっと読む 氷河の融解でスイスとイタリアの国境に変化
おすすめの記事
スイス中央銀行、0.25%の利下げ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国立銀行(中銀、SNB)は26日、政策金利を0.25%引き下げ、1%にすると発表した。
もっと読む スイス中央銀行、0.25%の利下げ
おすすめの記事
チューリヒ市の有権者、CO2回収プロジェクトを支持
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ市の有権者は22日の住民投票で、市内の下水処理場における革新的なCO2回収プロジェクトを承認した。
もっと読む チューリヒ市の有権者、CO2回収プロジェクトを支持
おすすめの記事
ムーティエのジュラ州編入 住民投票でも可決
このコンテンツが公開されたのは、
人口7200人の州境の町ムーティエが2026年1月1日にベルン州からジュラ州に編入する協定が、22日の両州の住民投票で可決された。
もっと読む ムーティエのジュラ州編入 住民投票でも可決
おすすめの記事
広島被爆の三輪車レプリカ、ジュネーブで展示
このコンテンツが公開されたのは、
1945年8月6日、広島への原爆投下で被爆し死亡した子どもが乗っていた三輪車のブロンズ製レプリカが、ジュネーブの国際赤十字博物館に展示されている。
もっと読む 広島被爆の三輪車レプリカ、ジュネーブで展示
おすすめの記事
スイスの人口が900万人を突破
このコンテンツが公開されたのは、
連邦統計局(FSO)が19日に発表した2024年6月末のスイスの永住人口は900万2763人で、初めて900万人を突破したことがわかった。
もっと読む スイスの人口が900万人を突破
おすすめの記事
苦境のスイス時計業界 政策支援を要請
このコンテンツが公開されたのは、
スイス時計産業は難局を迎えた。スイス製時計への需要が緩み、フラン高が収益を圧迫する。業界は警鐘を鳴らしている。
もっと読む 苦境のスイス時計業界 政策支援を要請
おすすめの記事
重度障がい3歳女児を殺害した両親に禁錮8年判決 スイス
このコンテンツが公開されたのは、
スイス北部アールガウ州で、重度の障がいを持つ娘(3)を殺害したとして、地方裁判所は13日、両親を故意の殺人罪・殺人未遂罪でそれぞれ禁錮8年の実刑判決を言い渡した。
もっと読む 重度障がい3歳女児を殺害した両親に禁錮8年判決 スイス
おすすめの記事
キリスト絵画を的に射撃したスイス議員、辞職
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの自由緑の党(GPL/PVL)チューリヒ支部に所属するサニヤ・アメティ氏(32)は9日、党の役職を辞すると発表した。自身のインスタグラムでキリストと聖母マリアを描いた絵画を的に射撃の練習をする写真を投稿し、大きな批判を浴びていた。
もっと読む キリスト絵画を的に射撃したスイス議員、辞職
続きを読む
おすすめの記事
新型コロナ 世界中で人工呼吸器が不足、解決策は
このコンテンツが公開されたのは、
連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)の研究者トービヨーン・ネットランド氏は、人工呼吸器の生産供給に国際的なアプローチを取るべきだと提唱する。そのために見直すべき6つの分野とは?
もっと読む 新型コロナ 世界中で人工呼吸器が不足、解決策は
おすすめの記事
スイス、3段階でロックダウン解除 まずは生活密着サービス
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は16日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を防ぐための行動制限を解除する出口戦略を発表した。通常通りスイス観光を楽しめるようになるのは、夏以降になりそうだ。
もっと読む スイス、3段階でロックダウン解除 まずは生活密着サービス
おすすめの記事
今年の収穫どうする? コロナ危機で頭を抱えるスイス農家
このコンテンツが公開されたのは、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で働き方が制限されるなか、スイスの農家も大きな頭痛の種を抱えている。収穫を担う外国からの季節労働者の確保が難しくなっているからだ。
もっと読む 今年の収穫どうする? コロナ危機で頭を抱えるスイス農家
おすすめの記事
コロナ危機で問われる国連システムの真価
このコンテンツが公開されたのは、
新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)によって、国際連合(国連)システムの限界が試されている、とスイス・ジュネーブや米ニューヨークを拠点とする専門家は指摘する。財政難の問題や米中の非難合戦もある中で、国連の真価が問われている。
もっと読む コロナ危機で問われる国連システムの真価
おすすめの記事
スペイン風邪の亡霊と新型コロナウイルス
このコンテンツが公開されたのは、
スペイン風邪は人類史上最も深刻な危機の一つだった。新型コロナウイルスと比較するのは難しいが、スイスではいくつかの共通点がみられる。
もっと読む スペイン風邪の亡霊と新型コロナウイルス
おすすめの記事
スイス政府が新たな倒産防止策 新型コロナ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は16日、新型コロナウイルスにより財政難に陥った企業の救済策を発表した。破産申請の先延ばしや、中小企業には最低3カ月の支払い猶予を設ける。
もっと読む スイス政府が新たな倒産防止策 新型コロナ
おすすめの記事
買い物ツーリズムに罰金1万円 スイス
このコンテンツが公開されたのは、
連邦政府は16日、買い物だけを理由にスイスの国境を越える「ショッピングツーリズム」に罰金100フラン(約1万1千円)を科すと発表した。新型コロナウイルスで国境制限が続く中、物価が安い隣国に買い物に出かける人たちが後を絶たないためだ。
もっと読む 買い物ツーリズムに罰金1万円 スイス
おすすめの記事
WHO、米国の資金拠出の実態は?
このコンテンツが公開されたのは、
米国は世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス対応を批判し、資金拠出を当面停止すると発表した。米国は実際いくら拠出し、どのような活動に使われたのか。
もっと読む WHO、米国の資金拠出の実態は?
おすすめの記事
スイス慈善団体「幸福の鎖」 コロナ危機で寄付呼びかけ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス公共放送協会(SRG SSR)の慈善団体「幸福の鎖」は16日を「連帯の日」と定め、新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受けた人を支援する募金活動の締めくくりとする。
もっと読む スイス慈善団体「幸福の鎖」 コロナ危機で寄付呼びかけ
おすすめの記事
マスク調達にスイス軍動員 新型コロナ
このコンテンツが公開されたのは、
マスクなどの医療物資の調達に、スイス軍が動員された。8億フラン(880億円)の予算が充てられる。
もっと読む マスク調達にスイス軍動員 新型コロナ
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。