
切手が奏でる音楽 スイスで「ミュージカル」切手発行

スイス音楽著作権協同組合(SUISA)の100周年を記念し、スイスで初めて、携帯アプリを通じてアニメーションと音楽が楽しめる切手が発行された。
スイス郵便の発案により実現した。発行されたのは1.10フラン(約170円)の郵便切手外部リンク。
携帯アプリで切手を読み込むとアニメーションが流れ始め、切手の中心に描かれた女性が、周りのギタリストやトランペット奏者、スイスアコーディオン奏者が奏でる音楽に合わせて踊り始める。その後、ベルン出身のラッパー、グライスが歌う記念ソングの16秒バージョンが流れ、最後にS-U-I-S-Aの文字が表示される。
この切手は先週、スイス全国の郵便支局およびオンラインで発売開始した。14日にはスイスのエンターテイメント業界で最も重要な賞の一つ「Prix Walo」の特別公演で、SUISAに正式に手渡された。
SUISAの歴史は、その前身であるMECHANLIZENZが設立された1923年にさかのぼる。当時はオルゴールに使う録音物の管理団体だった。

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英語からの翻訳:大野瑠衣子

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