The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

スイスの特許申請が過去最高

laser beam on train track
スイスの特許出願の10件に1件が計測器セクターからだという © Keystone / Urs Flueeler

欧州特許庁(EPO)によると、スイスからの特許出願件数が昨年、過去最高を記録した。人口100万人当たりの件数も最多だった。

スイスの昨年の特許出願は8249件で、前年(7961件)に比べ3.6%増加した。

EPOには昨年、世界中から18万1千件以上の特許出願があった(前年比4%増)。中国が29%増と顕著で、韓国(14%増)と米国(5.5%増)も目立った。

出願が多かった国では米国が4万6200件、ドイツが2万6800件、日本が2万2100件、中国が1万2200件、フランスが1万200件、韓国が8300件、スイスが8249件。

100万人あたりの出願件数は、スイスが988件でトップ。スウェーデンが433件、ドイツが334件、オーストリアが265件と続く。

スイスの特許出願の約10%は計測器部門から。医療技術が9.3%、消費財が7.5%、包装・輸送システムが6.5%だった。

出願が多かった企業では、重工業大手ABBが689件、製薬大手ロシュが677件、たばこ大手フィリップモリスが424件、飲料大手ネスレが365件、テクノロジー大手TEコネクティビティが237件、製薬大手ノバルティスが225件だった。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

スイス公共放送協会

おすすめの記事

スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も

このコンテンツが公開されたのは、 スイス放送協会(SRG SSR)は政府の予算削減を踏まえた組織再編計画を発表した。4言語圏の放送局のスポーツ、ドラマ、制作、配給、人事、財務、ITサービスなど各部門を縦割りで再編成する。

もっと読む スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も
財布

おすすめの記事

スイスでは現金のチップが主流

このコンテンツが公開されたのは、 スイスのレストランでクレジットカードやスマホ決済が普及しているが、チップは今も現金で払うのが主流だ。消費者の多くは、チップが確実にスタッフの手元に入るようことを重視している。

もっと読む スイスでは現金のチップが主流
プラタナス

おすすめの記事

プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの研究所が新たな研究結果を発表し、プラタナスは猛暑でも冷却効果を発揮することが分かった。樹木の冷却効果は30~35℃で限界に達するという既存の仮説を覆す結果が出た。

もっと読む プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
ひまわり畑

おすすめの記事

見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。

もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部