スイス・ローザンヌの国際経営開発研究所(IMD)が発表した経済の国際競争力ランキング外部リンクで、スイスは前年からランクを三つ落として5位に甘んじたが、トップ5入りは堅持した。首位は前年3位の米国だった。
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日本は前年よりランクを一つ上げ、25位だった。
IMDは、スイスの順位が下がったのは輸出が振るわなかったためと指摘。研究所、開発拠点などの国外移転もリスクの一つに挙げている。
>>フラン高がスイス企業に与えた影響とは?
一方、米国が首位に返り咲いたのは、同国の景気動向とインフラ面が要因だとしている。
ランキングは1989年から毎年、IMDが発表している。今年は63カ国を258種類の指標でランク分けした。指標の大半は雇用や輸出入統計に関連したもので、世論調査の結果も考慮した。
今年のランキングは1位が米国、2位が香港、3位がシンガポール、4位がオランダ、5位がスイスだった。最下位の63位はベネズエラ、62位がモンゴル、61位がクロアチア、60位がブラジル、59位がウクライナだった。
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