高級時計見本市ジュネーブサロン、初の一般公開
16日から開催されている、第27回高級時計国際サロン(SIHH)、通称ジュネーブサロン。これまでは完全招待制だった同見本市に、今年初めて一般公開日が設定された。緩慢な景気に明るい兆しをもたらすか?
景気低迷が続く中、時計産業は決して好ましい状況にあるとはいえない。過去17カ月、スイス時計産業の輸出額は減少。2014年の輸出額は約220億フラン(約2兆4860億円)だったが、16年は大きく下回り約195億フランと推定されている。時計産業界はジュネーブサロンが低迷する景気に兆しをもたらしてくれることを期待している。
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これまでは限定的な高級感を売りにしていたジュネーブサロンだが、一般消費者にも時計を鑑賞してほしいという時計メーカーの声を受け、今年はじめて1日限定で一般公開された。これを機に時計への関心が高まることが期待される。
(独語からの翻訳・説田英香)
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