2021年のダボス会議は規模を縮小し、ビュルゲンシュトックリゾート(写真)で行われる予定だ
Keystone / Urs Flueeler
2021年の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)は5月18~21日、ルツェルン湖を見下ろすビュルゲンシュトックリゾートに場所を移して開催される。WEFが7日、発表した。
このコンテンツが公開されたのは、
新型コロナウイルスの影響で規模を縮小して行うことは、WEFが以前に公表していた。ダボス会議は例年1月にスイス東部のダボスで行われるが、次回は中央スイスの丘に建つ5つ星ホテル、ビュルゲンシュトックリゾートで開かれる。
来場者は通例の3千人から最大1500人に減らす予定。2021年の年次総会のテーマは、パンデミック(世界的大流行)後の世界の再建に関する「グレート・リセット」という。
会議に先立ち、1月25日の週にはWEFがオンラインで主催するハイレベル会合「ダボス対話」がある。
スイスを含む欧州では新型コロナウイルス感染者の数が再び増加しているため、参加者が会場に集まる形での総会は開かれない可能性もある。
WEFは7日の声明で「年次総会は、参加者とホストコミュニティの健康・安全を保証するすべての条件がそろった場合にのみ開催する」と述べた。
おすすめの記事
スイス、ロシア・ウクライナ首脳会談の「準備は万全」
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府のイグナツィオ・カシス外相は19日、ウクライナ情勢を巡る和平交渉について、スイスはロシアとウクライナの首脳会談を開催する「準備は万全」と述べた。
もっと読む スイス、ロシア・ウクライナ首脳会談の「準備は万全」
おすすめの記事
職場
スウォッチ、「つり目」広告を撤回 人種差別と炎上
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの時計大手スウォッチはつり目ポーズのモデルを使った広告を謝罪し、撤回した。中国を中心に人種差別的だとの批判が出ていた。
もっと読む スウォッチ、「つり目」広告を撤回 人種差別と炎上
おすすめの記事
世界貿易
トランプ氏、スイス大統領に金銭支払いを要求 関税発表前日の電話会談の詳細が明らかに
このコンテンツが公開されたのは、
スイスに対し39%の関税を発表する前日の7月31日、ドナルド・トランプ大統領がカリン・ケラー・ズッター大統領との電話会談で、米国への「投資」ではなく直接的な金銭支払いを要求していたことが分かった。大衆紙ブリック日曜版が報じた。
もっと読む トランプ氏、スイス大統領に金銭支払いを要求 関税発表前日の電話会談の詳細が明らかに
おすすめの記事
文化
ロカルノ映画祭、三宅唱監督「旅と日々」に金豹賞
このコンテンツが公開されたのは、
スイス南部で開催されたロカルノ国際映画祭で、三宅唱監督の「旅と日々」が最高賞にあたる金豹賞を受賞した。
もっと読む ロカルノ映画祭、三宅唱監督「旅と日々」に金豹賞
おすすめの記事
宇宙研究
国際宇宙ステーションでロボットが「宝探し」に成功 スイスも貢献
このコンテンツが公開されたのは、
日本製とドイツ製のロボットが、国際宇宙ステーション(ISS)で「宝探し」をして遊んだ。スイス・ルツェルン応用科学芸術大学(HSLU)もこの実験に貢献した。
もっと読む 国際宇宙ステーションでロボットが「宝探し」に成功 スイスも貢献
おすすめの記事
スイス中銀、新紙幣デザイン12案発表 一般投票募る
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国立銀行(中銀、SNB)が、新フラン札のデザイン案12点を発表した。来月7日まで、インターネット上で一般投票が行われる。
もっと読む スイス中銀、新紙幣デザイン12案発表 一般投票募る
おすすめの記事
気候適応
ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増
このコンテンツが公開されたのは、
ジュネーブ州では13日、バスやトラム(路面電車)など公共交通機関が終日無料となった。オゾン濃度が急増したことへの対応で、スイスでは初めての措置だ。
もっと読む ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増
おすすめの記事
スイスで記録的暑さ 政府が警告
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで全国的に気温が上昇し、猛暑への警戒が強まっている。11日にはスイス西部と南部ティチーノ州の一部地域に対し、熱中症など健康被害を受けるリスクが大きい「危険度3」の警報が発令された。
もっと読む スイスで記録的暑さ 政府が警告
おすすめの記事
文化
知日スイス人作家のアドルフ・ムシュクさん、欧州政治文化賞を受賞
このコンテンツが公開されたのは、
ハンス・リンギエ財団は9日チューリヒ在住の作家アドルフ・ムシュグさん(91)に欧州政治文化賞と賞金5万ユーロ(約860万円)を授与した。同賞がスイス人に授与されるのは初めて。
もっと読む 知日スイス人作家のアドルフ・ムシュクさん、欧州政治文化賞を受賞
おすすめの記事
貿易政策
スイス政府、相互関税で米国との協議継続を表明
このコンテンツが公開されたのは、
米国がスイスに課す39%の「相互関税」をめぐり、スイス政府は4日、米国との協議を続け「より魅力的な提案をする」と表明した。
もっと読む スイス政府、相互関税で米国との協議継続を表明
続きを読む
おすすめの記事
2021年のダボス会議延期 新型コロナの影響で
このコンテンツが公開されたのは、
2021年1月に開催される予定だった世界経済フォーラム(WEF)の年次総会は、新型コロナウイルスの流行により延期される。専門家によると来年1月に開催するには危険だが、主催者は同年初夏に開催する可能性が高いと言う。
もっと読む 2021年のダボス会議延期 新型コロナの影響で
オピニオン
おすすめの記事
保護主義に歯止めをかけるWTO改革を スイスの視点
このコンテンツが公開されたのは、
世界貿易機関(WTO)が存続の危機に直面している。世界の首脳がWTOの組織改革を求めているが、具体的にどう改革するかについては意見の一致を見ない。スイス代表部のWTO大使、シャンボヴェ氏に話を聞いた。
もっと読む 保護主義に歯止めをかけるWTO改革を スイスの視点
おすすめの記事
ダボス会議の「脱・株主第一主義」に冷ややかな目線
このコンテンツが公開されたのは、
世界中の政財界のリーダーが、スイス東部のダボスに集結するようになって50年。ダボス会議と呼ばれる世界経済フォーラム(WEF)の年次総会は、招待者限定で口先だけの議論と批判されがちだ。具体的な行動を求める声が高まるのを受け、WEFの主催者は汚名返上を試みるが、風当たりは強い。
もっと読む ダボス会議の「脱・株主第一主義」に冷ややかな目線
おすすめの記事
世界経済フォーラム、第4次産業革命が議題に
このコンテンツが公開されたのは、
人工知能ロボットや小型無人機、3Dプリンター、生産ラインのスマート化。いまや時代は、第4次産業革命(インダストリー4.0)の真っただ中にある。今日20日に開幕する世界経済フォーラム(WEF)主催のダボス会議でも、この第4次産業革命の可能性やそれが社会にもたらす影響が討論の中心となる。スイスは、この産業革命にどう対処していくのだろうか?
もっと読む 世界経済フォーラム、第4次産業革命が議題に
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。