2018年撮影の作品を対象にした報道写真コンテスト「2019年プレス・スイスフォト」は、年間最優秀賞にシュテファン・ボーラー氏(34)を選んだ。
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Daniel Rihs, swissinfo.ch
シュテファン・ボーラー氏外部リンクはバーゼルを拠点に活動するフリーランスの写真家・写真編集者。受賞作品はバーゼル港で発生した大規模な火災を撮影したもの。もうもうと立ち上がる黒煙と、それを横目にラフな格好で道路に腰を下ろす男女との対比を象徴的に切り取り、ニュース分野を受賞していた。
審査員のコニ・ノルドマン外部リンクは「この写真は新しい時代の古典的な報道写真の一つを視覚化したものでもある」と評価。国際的な写真家グループ「マグナム・フォト」メンバーのトーマス・ホープカー氏外部リンクが撮影した、おしゃべりに興じる若者の後ろでワールドトレードセンターが崩落する様子をとらえた写真に言及した。
ボーラー氏はルツェルンのジャーナリズム専門学校MAZ外部リンクで報道写真を学び、ルポルタージュを好む。現在は、アルバニアの動物園で飼育放棄された病気のクマ外部リンクの保護活動に密着。クマは昨年10月、スイスの動物福祉団体「Vier Pfoten外部リンク(ドイツ語で「四つ足」の意)」に保護された後スイスで治療を受け、今月初めにドイツの施設に引き渡された。
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