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安楽死で逝ったスイス元国会議員 ティス・イェニー②

やせ細ってもなお、がんと闘い続けるティス・イェニーを、パートナーや社員たちはどのような思いで見守っていたのか。番組では、イェニーの不遇な子供時代についても語られる。

このコンテンツは 2020/12/19 06:00
スイス公共放送(SRF)

病院での治療を終えたイェニーを待っていたのは、パートナーのウルズラ・アプゴットシュポンだった。幸せに暮らす2人を突然襲ったがん宣告。イェニーは、その知らせを自宅に持ち帰った時の様子を振り返る。

敏腕経営者として、そして人気政治家として文字通り成功者となったイェニー。だが子供時代は親の愛に恵まれず悲惨なものだった。イェニーが当時の暮らしぶり、両親への思いをカメラの前で語る。

イェニーが経営する建設会社トネアッティでは、重役会議が開かれていた。社のトップの重病を、重役たちはどう受け止めたのか。一人が口を開いた時、イェニーの目に思わず涙が浮かぶ。気丈な政治家の感情を揺さぶった言葉とはーー。

「安楽死で逝ったスイス元国会議員 ティス・イェニー」

2014年11月30日に放送された、スイス公共放送(SRF、独語圏)の報道番組「Reporter」のドキュメンタリー映像。胃がんが悪化した際には安楽死すると公言していた元上院議員ティス・イェニーに密着し、がんとの闘いや自殺ほう助についての思いを聞いた。

イェニーはグラールス州出身。建設会社社長で、1998年6月に保守系右派・国民党から全州議会(上院)議員に初当選。政治の透明性のためなら党是に反する行動も辞さず、上院の電子採決システム導入に大きく貢献した。

だが2014年2月、胃がんを理由に政界を引退。9カ月後の同年11月、家族が見守る中、グラールス州の病院で自殺ほう助により亡くなった。

swissinfo.chでは2020年12月18日から同ドキュメンタリー映像(計22分)を4回に分け、日本語字幕を付けて配信する。

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(敬称略、文・字幕翻訳/宇田薫)

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