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スイス各地でも穏やかに反格差デモ



チューリヒでは「パラーデ広場を占拠せよ(Occupy Paradeplatz)」とのスローガンでデモが行われた

チューリヒでは「パラーデ広場を占拠せよ(Occupy Paradeplatz)」とのスローガンでデモが行われた

(Keystone)

10月15日、世界各地で反格差デモが行われたが、スイスでも銀行や金融システム、政治体制などに「怒れる市民」がデモを行った。

スイスの金融中心地といわれるチューリヒ市のパラーデ広場(Paradeplatz)にはおよそ1000人が集まり、ニューヨーク・ウォール街でのデモに倣い穏やかな抗議活動を行った。

ジュネーブでは約300人がデモ行進を行ったほか、バーゼルでも100人、ベルンでも50人規模のデモが行われた。

「銀行ではなく人間を救済せよ」

 チューリヒのデモ参加者は「銀行ではなく人間を救済せよ」とのモットーを掲げ、スイス2大銀行のUBSとクレディ・スイス(Credit Suisse)のビルが建つパラーデ広場を占拠した。参加者には若い世代が多かったが、年配者や家族連れも見られた。

 デモの規模について、主催者側は約1000人、社会民主党青年部(Jungsozialisten /Juso)は1200人と発表。一方チューリヒ市警察はスイス通信(sda/ats)に対して600人ないし800人と回答した。

 このデモは、通常義務づけられている届け出を行わず、警察の許可なしに行われた。しかし警察がデモ参加者を取り締まることはなく、さらに夜になって40人ほどがパラーデ広場にテントを張り夜通し占拠すると発表した際にも、直接介入することはなかった。

 抗議活動家の1人ローラン・モエリさんは16日、「我々がパラーデ広場から撤収することはない。だか、警察が退去命令を出した場合は場所を変える」と話していた。チューリヒ市警察広報担当官のミハエル・ヴィルツ氏によると、当局が翌17日午前6時半過ぎに改めて占拠者に退去を促したところ、全員が即時にこれに応じ、高台にある別の広場リンデンホフ(Lindenhof)に移動したという。

 バーゼルでは国際決済銀行(BIS)の前で座り込みデモが行われ、およそ100人が討論に参加した。

著名人も参加

 チューリヒではとりわけ社会民主党青年部と緑の党(Grüne/Les Verts)の青年層が、「パラーデ広場を占拠せよ」とのスローガンを掲げデモへの参加を呼び掛けていた。しかしデモにはそうした左派からの参加だけではなく、問題視されているグループ「我々が変革(We are change)」や、政治運動組織「今こそ真の民主主義を(Echte Demokratie jetzt)」のメンバーも参加した。

 また、グローバリゼーション批判家として有名なジュネーブ州の社会民主党員で元国民議会(下院)議員のジャン・ツィーグラー氏もこのデモに参加。「スイスではこうした占拠型抗議運動が絶対に必要だ」とドイツ語圏の日曜新聞「ゾンタークス・ツァイトゥング(SonntagsZeitung)」に語った。

 ツィーグラー氏は今回のような抗議活動を「反乱分子による抵抗運動」と呼ぶことは、「市民運動に対する中傷行為であり、容認できるものではない」と、この運動を支援する。

swissinfo.ch、外電


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