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アカデミック・ハラスメント 同僚・学生が女性教授を擁護「学生のためを思っての厳しさ」

連邦工科大学チューリヒ校

(Keystone)

連邦工科大学チューリヒ校で女性教授が博士課程の学生に嫌がらせをしていたとされる問題で、一部の同僚教授らが女性教授を擁護する公開状を発表していたことがわかった。

 ドイツ語圏の日刊紙ターゲス・アンツァイガー他のサイトへ、科学誌サイエンス他のサイトへが先月26日までに報じた。公開状には複数の同僚教授や元学生らが署名。女性教授はともに同校の天文学研究所を立ち上げた夫と並び同分野のリーダー的存在で、「10年も経たないうちに世界レベルの天文学研究所を作り上げた」と主張した。

 女性教授が学生の研究活動に骨身を惜しんで貢献し、「時に厳しく負荷をかけたとしても、それは学生のためを思っての行動で、学生が最大限キャリアを広げられるようにと願ってのこと」とも強調した。

 同校の物理学部には教授50人のうち女性は2人と少なく、男性社会で活躍するのは簡単ではないと指摘する声もある。公開状に署名したチューリヒ大学計算科学研究所のジョージ・レイク所長はターゲス・アンツァイガーの取材に「タフでなければ天文学では生き残れない」と語った。女性教授が嫌がらせの疑いをかけられているのは、発言権を持つようになった裏返しだとし、高圧的な雰囲気は教授個人の資質ではなく科学分野の人間全般に共通すると明かした。

 女性教授はこれまで10年近くにわたり、学生をささいなことで深夜まで拘束したり、高圧的な態度を取ったりしてきたとして、複数の学生が今年2月以降、大学に申し立てていた。大学側はこれを受けて女性教授と夫の二人を長期休暇扱いにし、天文学研究所は「夫婦が同じ職場で教授として働くのは理想的ではない」との理由で8月に閉鎖。先月25日には外部専門家とともに独自の聞き取り調査を進めると発表した。

(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)

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