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ソーラー・インパルス2がカイロに到着

太陽光のみを動力にピラミッド上空を飛行するソーラー・インパルス2 Keystone

世界一周飛行に挑戦中の電動飛行機ソーラー・インパルス2が13日、スペイン・セビリアから48時間50分かけてエジプト・カイロに到着した。操縦士の1人アンドレ・ボルシュベルクさんにとって、これが最後の飛行となった。次回の飛行では最終目的地のアブダビを目指す。

このコンテンツは 2016/07/13
swissinfo.ch

セビリアを離陸した同機は地中海、アルジェリア、チュニジア、マルタ、イタリア、ギリシャ上空を通過。太陽光のみを動力とし、13日午前7時10分(現地時間)にカイロまでの4千キロの旅を終えた。「この区間はとても感動的で意義あるものだった。太陽の恵みだけで昼夜飛行するという素晴らしい瞬間を今一度楽しむことができた。そして今のこの瞬間も喜びを感じている」と操縦士のボルシュベルクさんは語る。

カイロから最終目的地アブダビへの飛行は、これまで交代で飛行を続けてきた、もう1人の操縦士ベルトラン・ピカールさんが担当する。 

「ソーラー・インパルスが、私の夢の発端となったカイロに戻ってきた。エジプトは1999年、気球で無着陸世界一周飛行をした際に着陸した国。まさにここが、太陽光を利用した飛行機を思いついた場所だ」と、当プロジェクトの発案者であるピカールさんは話す。

ソーラー・インパルス2の世界一周飛行は2015年3月、アラブ首長国連邦のアブダビから始まった。今後、天候の安定を見て世界一周飛行の達成へと飛び立つ予定。



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