スイスのギー・パルムラン国防相は、火災や干ばつのような緊急事態に対応するために、ヘリコプターなどの救援航空機を他の国と共有する考えを示した。
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国防相はドイツ語圏の日刊紙NZZ日曜版に18日に掲載されたインタビューで、緊急時に出動を要請される可能性のある他の国と、救援機の共同格納庫を作ることを提案した。昨年、スイスのヘリコプターがポルトガルで起きた火災の消火に当たった例を引用し、共同格納庫があれば、そうした協力関係がもっとスムーズになるとの見方を示した。
費用を分担する仕組みも必要だと話した。国防相は年内に各州と議論を始めると述べた。
また、気候変動によって引き起こされる自然災害が増えているが、スイス軍の果たす役割は変わっていないと語った。干ばつや森林火災、地すべりで救助の要請は増えている。最近では干ばつのため、軍用機で牧草地に水を撒かなければならなかった。
国防相は、スイス東部のボンド村で昨年土砂崩れが起きた直後は、陸軍の持つヘリコプター「シュペルピューマ」のほぼすべてが出動していた。今後こうした災害が起きたときのために、ヘリコプターを新しく調達する可能性があると述べた。また現在スイス軍は森林火災に対応するヘリコプターがなく、消防飛行艇「カナディア」を購入する必要性があると述べた。
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