優勝を果たし笑顔あふれるマルセル・フグさん(前列左から2人目)とジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使(前列2列目左から2人目)、スイスチーム&スタッフ
在日スイス大使館
第38回大分国際車いすマラソン大会が18日、大分市で開催され、男子フルマラソン(T34/53/54クラス)の招待選手としてスイスから参加したマルセル・フグさん(32)が、1時間23分59秒の記録で7度目の優勝に輝いた。スイスからは他にも世界記録保持者を含む合計6人が参加した。
このコンテンツが公開されたのは、
同大会外部リンクは世界最大規模で、国内と国外10カ国以上の国から合計252人がエントリーした。スイスからは3人の招待選手を含め、合計6人が参加した。優勝したフグさんは過去に同大会で6連覇し、今年のボストンマラソンでも優勝。WPAマラソン男子T54 クラスの2018年度版世界ランキングでは4位にランクインした。同大会では2位の鈴木朋樹さん(24)に1秒差をつけてゴール外部リンクした。
「大分国際車いすマラソン」は国際障害者年を機に1981年、世界初の単独車いすマラソン大会として始まった。現在では世界パラ陸上競技連盟の公認大会として、国内外からトップアスリートが集まる。
また男女ともに世界記録を持つ大会外部リンクとしても知られ、男子はスイスのハインツ・フライさん(60)が99年に記録した1時間20分14秒、女性は同じくスイスのマニュエラ・シャーさん(33)が13年に出した1時間38分07秒で、世界記録と大会記録を保持している。
おすすめの記事
温暖化でスイスがオリーブの名産地に?
このコンテンツが公開されたのは、
スイス西部のフランス語圏は温暖化によりオリーブの木を育てやすくなっている。生産者らは2026年には栽培本数が2万本に倍増し、南部のイタリア語圏ティチーノ州を追い抜くと見込む。
もっと読む 温暖化でスイスがオリーブの名産地に?
おすすめの記事
アルプスに新しい巨大地上絵が登場
このコンテンツが公開されたのは、
世界各地で巨大な地上絵を描くアーティストのSAYPE(セイプ)さんが、スイス南部ヴォー州のアルプス山頂に新作を完成させた。
もっと読む アルプスに新しい巨大地上絵が登場
おすすめの記事
スイス・ゲスゲン原発、定期検査後に稼働再開できず
このコンテンツが公開されたのは、
スイス北部デニケン(ソロトゥルン州)のゲスゲン原子力発電所が2カ月近く、発電を停止している。給水配管システムに過負荷がかかっている可能性があり、安全性が証明されるまで発電を再開できていない。
もっと読む スイス・ゲスゲン原発、定期検査後に稼働再開できず
おすすめの記事
欧州人権裁判所、スイスは「セメンヤさんの権利を侵害」
このコンテンツが公開されたのは、
欧州人権裁判所(ECHR)大法廷は10日、スイスが女子陸上五輪金メダリストのキャスター・セメンヤさん(南アフリカ)の権利を侵害したとする2023年の判決を支持した。
もっと読む 欧州人権裁判所、スイスは「セメンヤさんの権利を侵害」
おすすめの記事
スイスの抗生物質開発企業、塩野義と研究・ライセンス契約を締結
このコンテンツが公開されたのは、
抗生物質の開発に特化するスイスの新興バイオ企業ビオヴェルシス(BioVersys)は2日、日本の塩野義製薬と共同研究・独占ライセンス契約を結んだと発表した。
もっと読む スイスの抗生物質開発企業、塩野義と研究・ライセンス契約を締結
おすすめの記事
スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も
このコンテンツが公開されたのは、
スイス放送協会(SRG SSR)は政府の予算削減を踏まえた組織再編計画を発表した。4言語圏の放送局のスポーツ、ドラマ、制作、配給、人事、財務、ITサービスなど各部門を縦割りで再編成する。
もっと読む スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も
おすすめの記事
スターリンクの衛星アンテナ設置に反対運動 スイス南部
このコンテンツが公開されたのは、
米宇宙企業SpaceX(スペースX)が運営する通信衛星「Starlink(スターリンク)」のアンテナ40基をスイス南部の村に設置する計画に対し、反対する声が上がっている。
もっと読む スターリンクの衛星アンテナ設置に反対運動 スイス南部
おすすめの記事
スイスでは現金のチップが主流
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのレストランでクレジットカードやスマホ決済が普及しているが、チップは今も現金で払うのが主流だ。消費者の多くは、チップが確実にスタッフの手元に入るようことを重視している。
もっと読む スイスでは現金のチップが主流
おすすめの記事
プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの研究所が新たな研究結果を発表し、プラタナスは猛暑でも冷却効果を発揮することが分かった。樹木の冷却効果は30~35℃で限界に達するという既存の仮説を覆す結果が出た。
もっと読む プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
おすすめの記事
スイス国立銀行、政策金利ゼロに引き下げ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国立銀行(中銀、SNB)は19日、政策金利を0.25%引き下げて0%にすると発表した。
もっと読む スイス国立銀行、政策金利ゼロに引き下げ
続きを読む
おすすめの記事
SBB新型車両 車椅子用スロープ設置はわずか一つ
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの連邦行政裁判所は、スイス連邦鉄道(SBB)の新しい二階建て車両「FV-Dosto」に車椅子用のスロープ板を少なくとも一つ設置するよう義務付けた。
もっと読む SBB新型車両 車椅子用スロープ設置はわずか一つ
おすすめの記事
「耳が不自由でも音楽にハマってます」 聴覚障害者の場合
このコンテンツが公開されたのは、
ファビアンさん(33歳)は生まれつき耳が聞こえないが、テクノが大好きだ。音は聞こえなくてもリズムを身体で感じ、健常者と同じように音楽を楽しむ。健常者との類似点はそれだけではない。手話の世界にも方言があり、スイスの地域ごとに手話言語が異なると話す。
もっと読む 「耳が不自由でも音楽にハマってます」 聴覚障害者の場合
おすすめの記事
聴覚障害のある子供たちのニーズに応える
このコンテンツが公開されたのは、
スイスでは、ろうの子供の多くが一般の学校に通う。しかしスイスろう連盟によると、その大半が苦労しているという。同連盟は、手話と口話(聴覚障害者が、相手の音声言語を読話によって理解し、自らも発話により音声言語を用いて意思伝達を行うこと)に同等の比重を置いた、よりバイリンガルな対応を求めている。
もっと読む 聴覚障害のある子供たちのニーズに応える
おすすめの記事
「車いすだって、お酒も飲めるしセックスも出来る」 身体障害者の場合
このコンテンツが公開されたのは、
事故で両側の下肢がともに動かせない対まひを患い、5年前から車いす生活を送るヒッツィさん(23)。スイスは障害者にフレンドリー?車いす生活で困ることは?性生活は?聞きづらい質問にも本音で答えます。
もっと読む 「車いすだって、お酒も飲めるしセックスも出来る」 身体障害者の場合
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。