
スイス中銀総裁、マイナス金利政策の副作用を警戒

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)はマイナス金利政策の再導入を批判的に見ている。
SNBのマルティン・シュレーゲル総裁は小売大手ミグロの会員誌のインタビューで「我々は、貯蓄や年金基金への影響などマイナス金利が望まない副作用をもたらす可能性があることを認識している」と述べた。
「(マイナス金利を)再導入するためのハードルは高い」とも語った。SNBは6月の理事会で政策金利を0%に引き下げ、今月25日に次回理事会が予定されている。
ゼロ金利への回帰が早すぎたのではないかとの質問に、総裁はフォワードルッキング(先を見越した)な政策運営が重要だと述べた。「金融政策においては、決断が必要になるまで待ってはならない。さもなければ、あとでもっと強い措置を採らなければならなくなる」
フラン高については、総裁は容認姿勢を見せた。「為替相場を予言することは難しい。フランは特に対ドルで上昇している。実際のフラン高は一見するほど激しくない」
米関税については「まず大きな不確実性をもたらしている。多くの企業が投資を減らし、それが経済に負の影響を与えている。個々の企業に大きな影響が出ており、経済全体への影響はまだこれからだ」との見方を示した。
独語からのDeepL翻訳:ムートゥ朋子
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