フランス当局、ネスレなどのベビーミルク汚染めぐり捜査開始
フランスの検察当局は、乳児用ミルクの一部にセレウス菌が産生する毒素であるセレウリドが含まれていることが判明したことを受け、スイスの食品大手ネスレなど5社に対する捜査を開始した。
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パリ検察当局は13日、スイスのネスレ、仏ラクタリス、ダノン、ベビービオ、ラ・マルク・アン・モワンの乳製品に関する5件の捜査を、環境・公衆衛生犯罪対策中央局(Oclaesp)と国立獣医・植物衛生捜査旅団(BNEVP)に移管したと発表した。
捜査は1月30日に開始された。捜査官らは、人体への健康被害をもたらす可能性のある製品の不当表示、潜在的に有害な製品の回収手続きをメーカーが怠ったこと、法的安全義務やデューデリジェンス義務に違反して人命を危険にさらしたことなどが犯罪に当たる可能性があるとして捜査している。
複雑な捜査
パリ検察のロール・ベキュオ氏は、Oclaespに捜査を引き継いだ理由について「全国で多数の苦情が提出され、特に規制と公衆衛生の問題に関する捜査が技術的に複雑だったためだ」と説明した。
今後、アンジェ、ボルドー、ブロワを中心に、地元検察の管轄下で更なる捜査が続けられる。汚染された粉ミルクの摂取と乳児の死亡や健康被害に直接的な関連があるのかどうかを究明する。
粉ミルク事件は12月中旬から発生しています。ネスレがセレウリドの痕跡が残っている可能性があるとして、スイスを含む約60カ国で数十バッチをリコール(自主回収)を決め、他のメーカーも追随した。ダノンやラクタリスといった大手メーカーに加え、急成長を遂げている粉ミルク市場の中小メーカーも、世界中で同様のリコールを開始した。
フランスでは、リコール対象となった乳製品を摂取した乳児3人が死亡し、約15人が入院したと報じられている。だが現時点では因果関係は確認されておらず、捜査が続いている。
業界筋によると、汚染は中国の企業が供給した油に起因するもので、粉ミルクの原料として使用されている。セレウリドは摂取後すぐに嘔吐や下痢を引き起こす可能性がある。
英語からのGoogle翻訳:ムートゥ朋子
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