スイス南東部のグラウビュンデン州・アローザに3万平方メートルのクマの保護区外部リンクがオープンした。
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観賞ではなく動物保護を目的にしたクマ公園はスイス初。虐待・監禁されたクマの保全の場にする。
ドリス・ロイトハルト連邦環境相は3日の開園式のスピーチで、グラウビュンデン州にはかつて多くのクマが生息し、多くの自治体の紋章にクマが描かれていると指摘した。堂々として魅惑的な動物である一方、クマは盗みを働くことがあるのが難点だと加えた。「この保護区がベルンのクマ公園のように、人々のクマに対する理解を深める場になるだろう」と述べた。
≫スイスを「ヒトとクマが共存できる国」に。専門家がスイスの生物多様性を酷評
≫生まれ変わったベルンのクマ公園
最初の「移住者」となったのは、7月にセルビアから来た12歳のクマだ。ナパという名で、サーカスから救助された。動物園で生まれ、茶色い熊とホッキョクグマのハーフ。
保護区は動物保護団体「Vier Pfoten外部リンク」(本部・ウィーン)が運営する。ナパの移送も同団体が実施した。来春以降、さらに多くのクマがアローザにやってくる予定だ。
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