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中国の現代芸術家アイウェイウェイ


ベルンでアイウェイウェイにインタビュー 「難民問題が今のテーマ」




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難民問題についての映画を制作中だと語るアイウェイウェイ (Keystone)

難民問題についての映画を制作中だと語るアイウェイウェイ

(Keystone)

パウル・クレー・センター(及びベルン美術館)で開催中の中国現代アート展「チャイニーズ・ウィスパーズ」の一環として開催されたパネル・ディスカッションに出席するため、パウル・クレー・センターを訪れた中国の現代芸術家、艾未未(アイウェイウェイ)。彼に今取りかかっているプロジェクト「難民問題に関する映画制作」についてインタビューした。アイウェイウェイは、体制批判の芸術家としても知られている。

 現在ドイツを中心に欧州全体に津波のように押し寄せる難民。この問題を、アイウェイウェイは「人類にとってのテストだ」と言い切る。

 「欧州は、苦境にある人々を助けることのできる社会のはず。しかし、そういう方向では動いていない。難民問題は、まさに人類に対する、または人権に対するテストだ。それなのに、欧州の国々や自治体では、この問題で意見が対立し、容認できる解決法を見出せずにいる。これは驚くべきことだ」

 そして、こう続ける。「欧州は、道徳的にも、法的にも、またロジスティックの面でも、もっと合理的な解決策を見つけられるはずだし、またそうする責任もあると思う」

 現在ベルリンをベースに活動を続けるこの中国の芸術家は、ベルリン大学で「難民が置かれている状況」について講義も行っている。

 また、2015年に中国政府からパスポートが返却されたため、世界を旅することが可能になり、トルコとシリアの国境、レバノンとヨルダンの国境、さらに十数カ所の難民キャンプに行ったという。

 「4、5年間、外国を回ることができるようになった。だから、地球上のもう一つの世界で起きていることを知るチャンスが生まれた。世界についての認識において、バランスある見方をすることは、僕にとって非常に大切だから」

 こうして、難民問題に関して撮影されたフィルムの量は600時間分に及び、100回のインタビューが行われたという。編集後の作品は、来年公開される予定だ。

アイウェイウェイ、ヘルツォーク&ド・ムーロン、そしてウーリー・シグ氏

パウル・クレー・センターで6月19日まで開催されている中国の現代アート展「チャイニーズ・ウィスパーズ」展にも、アイウェイウェイの作品が含まれている。

この展覧会は、かつての駐中スイス大使ウーリー・シグ氏が収集した中国の現代美術作品のコレクションの中から、厳選されたもので構成されている。シグ氏のコレクションは、この種のものでは世界最大といわれる。

今後、彼のコレクションの中から、1463点の作品が香港で2019年にオープンする美術館「M+」に寄贈される予定。

「M+」は、スイスの有名な建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計したもの。「M+」には、アイウェイウェイの作品も24点収蔵される。


(英語からの翻訳&編集・里信邦子), SWI swissinfo.ch

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