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グリュイエール城で「指輪物語」気分

「指輪物語」の映画のコンセブトを描いたジョン・ホウ氏のイラスト。 John Howe

中世でそのまま時が止まってしまったような城下町、グリュイエールの丘の上に聳え立つ城は霧に包まれると妖精が出てくるようだ。

このコンテンツは 2003/10/13 15:44

この最適のロケーションを利用して、グリュイエール城でトールキンの傑作「指輪物語」の映画版「ロード・オブ・ザ・リング」のコンセプチュアル・アーチスト、ジョン・ホウ氏のイラスト展を開催中。ホウ氏の絵を鑑賞しながら「指輪物語」独特の中世気分を味わえる。

指輪物語ファンにはたまらない

ファンタジー作家トールキンの傑作「指輪物語」の映画を手掛けたピーター・ジャクソン監督の3部作「ロード・オブ・ザ・リング」を見た人はホウ氏の絵の世界が映画そのものでびっくりする。共同制作者のアラン・リー氏と共に映画のセット、登場人物のコスチュームなどビジュアルなものを全て手掛けた。「指輪物語」は12歳の時から愛読書というが、完全にトールキンのファンタジーを自分のものに消化している。ホビットの室内からお城の情景や湖に聳え立つ彫刻まで映画を再現するようだ。

ファンタジーにぴったりの街

中世の雰囲気に惹かれて、ファンタジー作家の展示だけでなく中世演劇団や年一回のセント・ジョーンズ祭ではグリュイエールの中世の伝説を再現する祭りがある。ピッタリのセッティングに惹かれたのか、なんと映画、「エイリアン」の制作者H.R.ギガーがグリュイエール城の向かいにあるサン・ジェルマン城を買い取り、「ギガー美術館」を作った。この美術館では「エイリアン」の部屋があるほか、同氏の絵やファンタジー作家の展示会がある。なんと言ってもお勧めは同美術館の向かいにあるパブだ。エイリアンの内臓に入り込んだような椅子やインテリアはガウディーの奇妙な世界を思い浮かべさせる。

グリュイエールの歴史

グリュイエールの丘の端から渓谷を見下ろしているお城は13世紀末から15世紀に建立されたものだが、代々グリュイエール伯爵が城主として君臨していたというから、指輪物語の舞台にぴったりだ。グリュィエールの名前の由来は昔、アフリカへ南下するグリュー(鶴)がこの丘に生息したことから伯爵の名前になったという。最後の伯爵が16世紀に去った後も、様々な領主が住み変わり現在も室内が見学できる。


スイス国際放送、 屋山明乃(ややまあけの)

キーワード

— ジョン・ホウはこれまでファンタジー、史書、童話のイラストを描いており、「指輪物語」の映画化を手掛けて有名に。
カナダのバンクーバー出身、フランスで勉強しノートルダム寺院の建築にインスピレーションを受けたリアルファンタジーの世界を構築。
現在はスイス、ヌシャテルに在住。
10月12日、26日、11月の9日(14Hから17Hまで)の3日間は展示会場で本人に会える。

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