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ジュネーブで赤十字加盟国、第3の記章を討議

赤十字社連盟の190の加盟国は、来月採用される予定の第3の記章案を討議するため、ジュネーブで2日間の総会を開く。(図右:赤十字国際委員会が提案する新記章)

このコンテンツは 2000/09/05 15:20

赤十字社連盟の190の加盟国は、来月採用される予定の第3の記章案を討議するため、ジュネーブで2日間の総会を開く。(図右:赤十字国際委員会が提案する新記章)

世界の誰もが知っている赤十字の「赤い十字」と、赤新月社の「赤い三日月(新月)」。これに新たな記章を加えようという論争は、イスラエルと米国の赤十字組織によって引き起こされた。両国は、イスラエル赤星社が使用している赤いダビデの星の記章を赤十字社連盟の公式記章として採用させようと圧力をかけた。イスラエル赤星社は、記章問題を理由に長年赤十字連盟に正式加盟することを拒否している。

赤十字国際連盟(ICRC)は、第3の記章として宗教的なイメージのない赤い菱形(図右)を提案している。

赤十字の記章は、1863年スイスのアンリ・デュナンが国際赤十字を創設した際採用されたもので、スイス国旗を反転させたものだ。以来各加盟国の人道組織は、公式記章として赤十字を使用している。1929年の総会で、十字が否定的意味を持つとするイスラム教国からの要請により、赤い三日月と赤いライオンが公式記章として採用された。後、これを不服とするイスラエルとインドが代替記章の採用を要請したが、却下された。

今年5月、ジュネーブで記章問題作業部会の会議が開かれた際、赤十字国際委員会のクリス・バウワー氏は、記章の多様化は、記章の持つ戦場での防御力を弱めてしまう。第3の記章採用は、記章の多様化を阻止するためのもので、宗教色の無いものにしたい。米国やイスラエルが、記章の問題を政治的、宗教的な問題に転じようとしているのは遺憾であると発言した。

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