スイス連邦検察庁は22日、ウクライナで戦争犯罪が行われた証拠を収集するためのタスクフォースを立ち上げたと発表した。
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連邦検察庁(OAG)によると、同タスクフォースはスイスに到着したウクライナ難民から証拠を集め、オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所(ICC)に提出する。
米国のジョー・バイデン大統領は16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼んだ。複数の国際機関によると、ロシア軍が戦争犯罪に及んだ証拠は増えてきている。
また、タスクフォースは、スイス人が犯した戦争犯罪を摘発・訴追し、制裁違反を取り締まる経済省を支援する。
OAGは22日の会見で、「必要であればいつでも迅速かつ効率的に行動する用意がある」と述べた。
スイスは現在、欧州連合(EU)の対ロシア制裁に全面的に追随している。
(英語からの翻訳・編集 大野瑠衣子)
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