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スイス相撲大会「ニヨン2001」終る

ニヨン2001の写真から swissinfo.ch

24日からニヨンで開催されていたスイス相撲Schwingenなど伝統スポーツの大会「連邦レスリングとアルペン・ゲームの祭典」が、26日終了した。述べ12万人の観客を動員した3年に1度開かれるこの大会は、独語圏と仏語圏の異文化交流の最大のイベントだ。

Schwingen決勝は、ザンクト=ガレンのチーズ職人アーノルド・フォーラーさん(23)が前チャンピオンのヨルグ・アベルホールデンさんを0.5点さで破り優勝した。

「土俵」(Schwingen会場)で30、000人の観衆を前に演説したモーリッツ・ロイエンベルガー大統領は、言語ディバイドよりも都市と農村部のディバイドの方を懸念すると次ぎのように述べた。近年、連邦レベル(国政)選挙では「変わりたいスイス(=都市)」派と「変わりたくないスイス(=村落)」派の二極化が目立つ。都会と村落は、相互に尊重しあい、会合の場を持つ必要性があると強調した。

この傾向は、今回の大会でも目に付いた。アッペンツェルやエメンタールから来た農民達のグループは、ジュネーブやローザンヌなどの都会で働くニヨンの住民達にとけ込めずにいた。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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