ナビゲーション

ナビゲーションへ

グローバルメニュー

世界の絵本作家アロイス・カリジェ展が日本で反響を呼ぶ

カリジェ挿絵の「ウルスリのすず」から(キーストンより)

(Keystone)

絵本愛好家の皇后様も展覧会を訪れた

「ハイジ」と同様「ウルスリ」のキャラクターでスイスのイメージを定着したカリジェの生誕100周年展覧会が日本で開催された。世界の絵本作家カリジェの外国での最も大きな展覧会である。

どうして日本で人気?

この絵本画家がスイスの外では日本で断然、人気がある理由について、グラウビュンデン州立クール美術館の館長、ベアテ・シュトゥツァー氏は「ハイジと同様“ウルスリのすず”のウルスリ(主人公の少女)が山の冒険物語として愛され、スイスのイメージとして定着した」からだと説明する。「スイスのチーズやチョコレートと同様、作者のカリジェよりもウルスリの方が有名」という。スイス人画家カリジェ(1902年生〜1985年没)は1966年に国際アンデルセン賞第1回画家賞を受賞して世界的に有名になったが、日本で爆発的人気を博したのは画家の安野光雅氏が紹介したことが大きい。

カルジェの絵本の世界

作品は自然と共に生きる人々の姿を伝えるテーマが多く、「大雪」のソリ大会や「ウルスリのすず」の春を呼ぶ鈴祭りなど、アルプスの山村の行事と美しい自然の中で暮らす子供たちを生き生きと描く。また、「マウルスと三匹のヤギ」では山に迷ってしまうヤギ、「大雪」では降り積もる雪で戻ってこない妹など、雄大で厳しい自然を幻想的なタッチと美しい色彩で独創的な世界を表現している。

日本の展覧会

この展覧会は今年8月にスイスでカリジェ生誕100年を記念して開かれた。これをNHKサービスセンターが日本に持って来たいと依頼して実現した。日本での展示は絵本作家としてだけではなく、画家やデザイナーとして幅広く活躍したライフワークを絵本原画から油彩画、ポスター原画やスケッチなどを通して150点余り紹介する。カリジェ展が日本で開催されるのは1992年以来2回目。

スイスとカリジェ

カリジェがこよなく愛した故郷トルン村はスイスの東端にあるグラゥビュンデン州にある。トルン村には生家も残っており、広場、小学校やレストランなどのファサードにカリジェ作の多くの壁画が見られ、訪ねてくるファンは多い。彼の作品はトルンの村のスルシヴァン美術館とグラウビュンデン州立のクールにあるビュンドナー美術館に500点余り保存されている。日本で展覧会を見た後、これらの作品のモデルになった美しい山々や自然を歩き回り、メルヘンの世界を満喫するスイス旅行をしてみてはいかが。

訂正:先に「NHK文化センター」と書きましたが「NHKサービスセンター」と訂正致しました。

<展覧会予定>

2002年12月11日〜12月23日まで日本橋高島屋/2002年12月28日〜2003年1月13日まで大阪、高島屋なんばCITY/2003年3月5日〜3月17日まで横浜高島屋/2003年3月19日〜3月31日まで高島屋京都店。入場料:800円、大・高生600円中学生以下無料。

インフォボックス終わり

補足情報

<カリジェに関する本>

−「カリジェの世界〜スイスの村の絵本作家」アロイス・カリジェ絵、安野光雅解説・平成4年日本放送出版協会刊。

−「スイスの谷」安野光雅著・1990年朝日新聞社発行。

−「メルヘンいっぱいスイス紀行」宮沢乃里子著・1994年東京書籍株式会社発行。

<カリジェの絵本>

−「ウルスリのすず」、「フルリーナと山の鳥」、「大雪」、「マウルスと三匹のヤギ」、「なしの木とシラカバとメギの木」、「マウルスとマドライナ」全岩波書店より。

主催:NHKサービスセンター、クール・ビュンドナー美術館、トルン・スルシヴァン美術館。

インフォボックス終わり


リンク

subscription form

この外部リンク先サイトのコンテンツは、当該リンク先サイトの管理者にあるため、アクセシビリティに対応していない可能性があります。

ニュースレターにご登録いただいた方に毎週、トップ記事を無料で配信しています。こちらからご登録ください。

×