児童買春の撲滅に向けて旅行会社が協力
児童を目当てとしたセックスツーリズム撲滅に向けて、スイスの旅行会社が一致団結することになった。「スイス旅行会社連盟 ( SRV/FSAV ) 」は10月30日、観光業の中で行われている性的搾取から児童を守るための行動規範に署名した。
この署名は、現在モントルー ( Montreux ) で開かれている全国観光メッセで、「スイス児童保護協会 ( Kinderschutz Schweiz/ASPE ) 」の協力を得て行われた。
児童買春を目撃したらスイスで届け出を
スイス児童保護協会によると、毎年、全世界で最低180万人の子どもたちが商業目的の性的搾取の被害者となっている。スイスの旅行会社はこの先、児童買春の現場を目撃した場合には届け出るよう、観光客に呼びかけるつもりだ。
児童買春に関する届け出は、今年9月初旬から連邦司法警察省警察局 ( fedpol ) にも直接提出できるようになった。同局のウェブサイトには届け出用紙が準備されている。だが、悪用を避けるため、匿名の届け出は受理されない。
swissinfo、外電
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