国立銀行、インフレ関連で外為レートを警戒
ジャン=ピエール・ロス・スイス国立銀行総裁は、インフレにおけるスイスフランのレートのインパクトに注目していると語った。
チューリッヒのスイス・ビジネス協会で講演したロス総裁は、スイス国立銀行(SNB)はインフレ予測への影響をふまえ外為レートを注視していると語った。また、近年SNBは外為レートを物価安定と経済開発のバランスを保つよう調整してきたが、いつも成功するわけではない。SNBは欧州中央銀行(ECB )からの独立政策をとってきたが、スイスはEU加盟国ではないので、これからも欧州の金融政策に従うつもりはないと明言した。
スイスフランとユーロのペグは、スイスが国内経済情勢に基づいた独自の金融政策を設定できなくなることを意味し、スイスはより高い金利を容認しなければならなくなる。
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