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政府、スイスの国連活動アウトライン作成

連邦政府は29日、スイスは国連の諸活動の中で、平和創造、安全保障、開発の3つの分野に集中するというアウトラインをまとめた。3月3日の国民投票で悲願・国連加盟が承認され、今秋の国連総会開催時、9月10日にスイスが国連に加盟申請を提出し安全保障理事会で承認されると、正式加盟国となる。

このコンテンツは 2002/05/30 10:16

ジョセフ・ダイス外相は、国連加盟国の立場をスイスの国際的な信頼と国益を共に高める外交政策の新たな手段として活用していくとswissinfoに語った。アウトラインには、現在国連が政治的・経済的安定を図る活動を展開中ののパルカン半島、中東、アフガニスタンでの支援が特記された。また、紛争地域での人道監視ミッションへの参加、大量殺戮兵器廃棄支援も上げられた。国連開発計画、子供の権利、さらに国連の諸開発機関と世界銀行の協力と調整を促進することも、スイスの主要任務とされた。

ダイス外相によると、スイスの中期的目標は、人権委員会など任期が輪番制で隣国の支援が要求される機関への加盟だ。スイスでは未だ他国との同盟は永世中立の伝統を脅かすという考えが根強く、国連加盟の影響に関しては極めて繊細な問題となっている。国連加盟の可否をかけた3月3日の国民投票時でも、中立政策が反対派の最大の論点となった。カスパル・フィリガー大統領は国連での最初の演説でスイスの永世中立について改めて強調するというが、ダイス外相は国連諸問題において近隣諸国、地域グループ、そして欧州連合(EU)との連帯を求めて行くと次のように語った。「スイスは国連で独自の政策に基づいて行動していくことを明言する。その一方で、適切なパートナーを見つけることも必要だ。国連内の各委員会の役員選出時には、自国の候補者を支援してくれる国が必要だ。EUは我々の立場に最も近いと言えよう。そのため、EUのパートナーらと緊密な対話を保つことが重要だ。」。

「国連加盟で期待される第1の成果はスイスのイメージの改善だ。加盟後はスイス外交政策上の最重要事項である平和、民主主義、人権、人道法の価値観を促進する機会を常に得られるものと期待する。」というダイス外相は、スイスは安全保障理事会の再建をめぐる討議に参加するが、右派スイス人民党が要求する超大国の拒否権廃止は提案しないと述べた。

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