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日本人学校を運営しながら

日本でも通用する豊かな心と確かな学力をつけて世の中に羽ばたいて欲しいと望む。 swissinfo.ch

チューリヒ州・ウスター市にある日本人学校。日本企業の駐在員、大学の研究員などのほか、両親のいずれかが日本人という家庭の子女を預かるのは、大分県出身の山田俊治校長。中学生11名、小学生20名の小さな学校で4年目を迎えた。

このコンテンツは 2004/08/02 07:09

大学の先輩から「国外で教育をするのは自分の視野を広めるためにも意味がある」とアドバイスを受けた。その時ちょうど校長を募集していたのがチューリヒの日本人学校。「専門が地質学なので、スイスなら山歩きをしながら石を拾える」と思った。校長でありながら、教壇に立って数学や理科を教えることができるのも魅力だった。学校のある人口3万人の街、ウスター市に住み、毎日自転車で通う。通勤時には、同じく自転車で通勤する市長に手を振って挨拶することもある。

外国に住む日本人の子供達に、日本の教育を受ける機会を与えるのが日本人学校の役割だが、スイス人との交流に困らないように、ドイツ語も週2時間教える。現地学校との年に4、5回ある交流会で中学校を訪問した時、職業の選択の指導をしていたのを見て驚いた。また、スイス人の生徒が平気でタバコを吸うのを見て、自分はタバコは止めた。

チューリッヒ日本人学校では、非行や登校拒否は一人もいなく「純朴で素直で明るい。昔のよき学校の面影がある」と山田校長は嬉しそう。みんな仲良しで、上級生と下級生の交流が盛ん。他の人に対する思いやりが育まれるので、帰国すると集中力も養われ、がんばりが効くと校長は信じている。

残りの任期中、スイスの山を歩き回り、今まで見つけることのできなかった化石をジュラ山脈で採集したい。帰国したら、スイスで学んだ学校教育の合理的な面を生かして学校経営に携われたらと思っている。

スイス国際放送 聞き手 佐藤夕美 (さとうゆうみ)

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