
スイスに感染症情報解析センター発足

感染症に関する情報を収集・分析する「病原体バイオインフォマティクスセンター(CPB)」が23日、スイスの首都ベルンに新設された。集約したゲノムデータを管理・解析し、スイスの感染症対策を強化する役割を担う。
アイタナ・ネヴェス・センター長はスイス通信社Keystone-SDAに対し「次のパンデミックに備え、より良い準備をしたい」と述べた。
同センターは今後、スイス全土の排水や臨床検査から採取した微生物ゲノム配列のデータを管理する。微生物のモニタリングによる感染症の流行状況を監視し、研究や公的な意思決定のための持続可能なデータ管理を保証する。微生物研究の推進にも力を入れる。
運営はローザンヌに本部を置く「スイス・バイオインフォマティクス研究所(SIB)」が行う。
英語からの翻訳:大野瑠衣子

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