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凍てつくスイス、湖面も凍結

年末から凍結しているジュー湖ではスケートや橇を楽しむ人々が。1月5日 Keystone Archive

強い北極からの寒波で年末から各地で最高気温が0℃以下の日が続いているスイスでは、水深の浅い湖が凍結し、人々は天然のリンクでスケートや橇を楽しんでいる。

湖の凍結は、アルプスの南側ティチーノ州以外の各地で起こっている。ヌーシャテル州とユラ州では、ジュー湖など小さめの湖が昨年末から凍結している。今のところ最大規模のものはチューリッヒ・オーバーラントのプフエッフィケル湖で、何千人もの人々がスケートや橇遊びを楽しんでいる。今週末までこの寒さが続けば、グライフェン湖も凍結するだろう。また、モラ湖、ゼンパッハ湖なども寒気が後1週間ほど続くと、湖面で活動しても安全なまでに凍結が進むという。

スイス気象サービスのパトリック・フューラー・スポークスマンによると、湖の凍結は-10℃以下の気温が続く無風の時に起こる。わずか1、2時間の間に驚く程大きな表面積が凍結するといい、プフェッフィケル湖では2時間ほどで12cmの氷で湖面が覆われた。が、水深の深い湖では凍結は起こらない。欧州最大の湖レマン湖は、その深い水深(250m)のため過去2000年間一度も凍結したことがない。

各地気象台は、凍った湖上で遊びたい人々に、地元当局の気象情報で氷の厚さをチェックしてから出かけるようにアドバイスしている。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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