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赤十字国際委員会 パレスチナの人道危機を報告

混迷続くパレスチナから帰国したポール・グロスリーダー赤十字国際委員会(ICRC)事務次長は12日、ジュネーブのICRC本部で記者会見を行い、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区、特にナブルスとジェニンではイスラエル軍により人道・医療活動が極度に制限され、負傷者も病人・妊産婦も放置されとていると現地の状況を報告した。

このコンテンツは 2002/04/15 07:17

グロスリーダー事務次長によると、ヤコブ・ケレンベルガーICRC委員長は11日、アリエル・シャロン・イスラエル首相宛に人道機関職員の活動妨害に関する公式抗議の書簡を送った。イスラエル軍幹部からは、医療活動妨害は止めるとの保証を取り付けたが実行されていない。ICRCやパレスチナ赤新月社(PRCS)の職員らは、イスラエル兵により両手を頭の上にのせて泥濘に腹ばいにさせられたり、所持品検査と称し全裸にされたりしており、全く必要のない辱めを受けている。さらに、パレスチナ救急隊の運転士らはイスラエル兵らに人間の盾として使われていると、グロスリーダー氏は鋭く批判した。

また同記者会見で、ディディエ・シェルピテル赤十字赤新月社連盟事務総長は、パレスチナ自治区ではイスラエルの軍事侵攻開始以来、パレスチナ赤新月社職員の2人が殺害され、17人が負傷、パレスチナ赤新月社委員長を含む28人が逮捕されたと述べた。

2人の赤十字幹部は共に、給水施設・下水施設が破壊され、犠牲者の遺体の埋葬を禁止されている現地での伝染病発生を強く恐れている。現地では1万人から1万2千人が食料の配給を受けられないでいる。グロスリーダー氏は「人道危機はすでに深刻な状況にある。調停前という理由で人道の大惨事を座して見過ごすわけにはいかない。」とswissinfoに語った。赤十字・赤新月社はスイスと同様、イスラエルのパレスチナ民間人を標的とした攻撃および民間人の基本的人道援助はく奪は、戦時および占領地での文民保護を定めたジュネーブ第4条約侵害だと主張している。

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