「水面を歩く」湖上遊歩道 ラッパースヴィール~フルデン(その1)
2001年4月、チューリヒ湖畔にある薔薇の町ラッパースヴィールと、対岸の村フルデンをつなぐ木製の橋が改修工事を終えた。ドイツからアインジーデルンへと向かうヤコブ巡礼道の一部として広く知られたこの遊歩道の全長は841メートル。木製の橋としてはスイス最長を誇る。
「コンセプトの核は道そのもので、橋で湖岸を結ぶことではない。静かな水面の上を歩く。これをぜひ体験してほしい」。建築家のレト・ツィンデルさんは橋の魅力をそう語る。鳥類学者のクルト・アンデレッグさんは、人と自然の葛藤を避けるために施されたさまざまな工夫を説明する。
次回の配信は2019年11月24日。
シリーズ「スイスの建築」:スイス公共放送協会が過去にスイスエンジニア・建築家協会(SIA)と共同で制作したシリーズ番組「Die Schweiz bauen(スイスの建築)」はスイス国内にある優れた13の建築物を紹介。建築家や関係者らのインタビューを交えながら、プロジェクト発足の経緯や建築の過程などを紹介する。1回につき約3~5分に分けた日本語字幕付きの全13話を、毎週日曜日にオンライン配信する。
(独語からの字幕翻訳・小山千早 文・大野瑠衣子)
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。