ホルシム、インドネシア住民による気候訴訟で敗訴 控訴へ
セメントの世界大手ホルシムに対する気候変動訴訟で、ツーク裁判所は22日、原告のインドネシア住民の訴えを認める判決を下した。原告は損害賠償や排出量の削減策、適応策を求めていた。
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原告を支援するスイス福音教会救援機関(HEKS/EPER)は同日、ツーク裁判所は原告が気候変動により生命を脅かされ、法的保護を受けるに値すると認めたとの声明外部リンクを発表した。
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訴訟はインドネシアのパリ島の住民4人がホルシム(本社・ツーク)を相手取り起こしたもの。気候変動により浸水が頻発し、生活が脅かされたと訴えた。
ホルシムは控訴する方針を表明した。9月の審理では原告の求めを拒否し、原告が気候変動から受ける影響は世界中のすべての人と同程度だと反論した。法的保護に値する個別の利益は存在しないと主張した。ホルシムは2050年までに排出量の実質ゼロを達成する方針だとも強調した。
独語からのGoogle翻訳:ムートゥ朋子
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