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「アート・バーゼル」の新記録

オーストリアのアーティスト、ハイモ・ツォーバーニックのインスタレーション「ブラック・キューブ ( Black Cube ) 」 Keystone

世界最大規模の現代美術メッセ、第41回「アート・バーゼル」が6月20日、幕を閉じた。今年、世界中からバーゼルに集まった芸術家、収集家、キュレーター、芸術ファンは6万2500人で過去最高となった。

20日夜の発表によると、素晴らしい芸術作品とプレゼンテーションに、収集家たちは1週間を通じて大きな購買意欲を発揮したという。

2500人を超えるアーティスト

 アート・バーゼル ( Art Basel ) にはアーティスト自身も大勢訪れている。アメリカのダグ・エイケン、ダグラス・ゴードン、スーザン・ヒラー、ジョゼフ・コスース、ポール・マッカーシー、リチャード・フィリップス、ローレンス・ウェイナー、フランスのカデール・アティア、スイスのキャロル・ボヴェ、ウーゴ・ロンディローネ、ブルガリア出身のクリスト、ハンガリー出身のヨナ・フリードマン、カナダのロドニー・グラハム、イタリアのミケランジェロ・ピストレットなどはその一部だ。

 さらに、国際的に有名な美術館から60組以上もの団体がアート・バーゼルを訪れた。この数も昨年を大幅に上回るが、プライベート収集家も南北アメリカや欧州全域を始め、さまざまな地域から集まった。

 今年のアート・バーゼルでは、36カ国300以上のギャラリーが2500人を超えるアーティストの作品を展示した。テーマに即したプレゼンテーションや個々の展示が多く見られたほか、ビデオ・アートやインスタレーション、巨大なオブジェを展示したギャラリーも数多くあった。また、絵画や写真などの人気も依然として高かった。

 第42回アート・バーゼルは、2011年6月15日から19日まで開催される予定。

swissinfo.ch、外電

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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