3年前の2017年春、エベレストで事故死したスイス最速の登山家ウエリ・シュテック。限界に挑み続けた男の生きざまをスイス公共放送(SRF)のカメラが迫った。
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世界で最も死の危険が高い壁の1つと言われるアイガー北壁を、命綱なしで駆け上っていく。卓越した登攀技術に裏打ちされた驚異的な登山スピードを武器に、シュテックは数々の最速登頂記録を樹立。世界に「スイスマシーン」の名をとどろかせた。
だが2017年、ヒマラヤ山脈の2つの8千メートル峰を無酸素で縦走する新記録に挑んだシュテックは、高所順応トレーニング中のヌプツェで1000メートル下に滑落。40歳でこの世を去った。突然の訃報はスイス国外でも広く報じられた。
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世界的に有名なスイス人登山家ウエリ・シュテックさんが30日、世界最高峰エベレストで滑落死した。40歳だった。
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スイス最速の男はなぜ、これほど山に情熱を捧げたのか。なぜ、限界に挑み続けたのか。家族はそんな彼をどんな思いで見守っていたのか―。シュテック本人、そしてシュテックの家族や友人たちが、スイス公共放送のカメラの前で思いを語った。
swissinfo.chでは、2020年5月21日にSRFで放送されたこのドキュメンタリー番組「ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~」(約1時間35分)を約5分ずつに分け、水、日曜日の週2回配信する。日本語字幕付き。
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2017年春にエベレストで滑落し、40歳の若さで亡くなったシュテック。人間離れした登山スピードと卓越した登攀技術から「スイスマシーン」と呼ばれ、数々の新記録を打ち立てた。番組ではそんなシュテックの半生を本人や家族、友人のインタビューと共に振り返る。
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