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スイスで働く人の3分の1以上がパートタイム勤務

スイスで働く人々の数は増加している。パートタイムで働く人は、欧州の中で極めて多い。

スイスでは2018年、15~64歳の人口の84.2%が就労していた。2010年から2.9ポイント増えた。欧州連合(EU)内でこの数値を上回ったのは、アイスランドだけだった。

連邦統計局が2018年国内労働力調査外部リンクとして発表。それによると、就労者の35%がパートタイムだった。就労人口の半分がパートタイムで働くオランダを除き、EUの中で最も高い。EU28カ国平均は19.4%だった。

統計局は、スイスのパートタイム労働者を「90%未満で働く人」と定義する。

スイスの働き方

スイスでは正社員でもパートタイム勤務が可能。ここでいうパートタイム勤務とは、日本のアルバイトとは性質が異なる。スイスでは勤務時間はパーセンテージで表され、100%のフルタイムなら一般的に週40時間の週5日、パートタイムの80%なら週4日、60%なら3日働くというようなイメージだ。求人の時点で「職種名:60~100%」とパーセンテージが明記される場合が多い。

スイスはパートタイムで働く人が非常に多いため、フルタイム労働に換算した場合の就労率は72.8%に下がる。

男性は88.5%、女性は79.9%が就労していた。スイスでは、働く女性の増加に伴い、パートタイムの職が増加。2010年には、4歳未満の子供を持つ25〜54歳の女性の3分の2が仕事をしていた。その数字は2018年までに75%以上に上昇した。

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