The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

スイス・ダボス近郊の修道院がモダンアート美術館に

工事中のスーシュ美術館
中世の修道院とワイン醸造所がスイス人建築家の手によって美術館に生まれ変わった Museum Susch

スイス南東部エンガディン地方の村・スーシュに、現代美術を専門とする新しい美術館が2日に開館した。

スーシュ美術館外部リンクのギャラリーは1490平方メートルを超える。中世に修道院として使われていた建物で、19世紀にはワイン醸造所も併設していた。

≫スイスの修道院はどんな生活?

≫スイス現代美術の巨匠パウル・クレー

ポーランドの起業家で美術品収集家でもあるグラジナ・クルチェク氏により創立された。同氏の所蔵する東欧のモダン、コンテンポラリーアートを展示する。

アート・ニュース外部リンクによると、同美術館は女性芸術家の作品にスポットを当てる。各種の企画展のほか「討論や調査、学習の拠点とする」(クルチェク氏)。

美術館の公式サイト外部リンクで、キュレーターは「スーシュ美術館とその活動の中心的な役割の一つは権威ある美術品や見過ごされている美術品の本来の意義を見い出すことで、他の者を黙らせる力はないが他の者の声を聞こえるようにする影響力を発掘することにある」と説明している。

スーシュはスペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラに向かう巡礼路に位置する。著名リゾートであるサン・モリッツとダボスの中間地点でもある。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

スイス公共放送協会

おすすめの記事

スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も

このコンテンツが公開されたのは、 スイス放送協会(SRG SSR)は政府の予算削減を踏まえた組織再編計画を発表した。4言語圏の放送局のスポーツ、ドラマ、制作、配給、人事、財務、ITサービスなど各部門を縦割りで再編成する。

もっと読む スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も
財布

おすすめの記事

スイスでは現金のチップが主流

このコンテンツが公開されたのは、 スイスのレストランでクレジットカードやスマホ決済が普及しているが、チップは今も現金で払うのが主流だ。消費者の多くは、チップが確実にスタッフの手元に入るようことを重視している。

もっと読む スイスでは現金のチップが主流
プラタナス

おすすめの記事

プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの研究所が新たな研究結果を発表し、プラタナスは猛暑でも冷却効果を発揮することが分かった。樹木の冷却効果は30~35℃で限界に達するという既存の仮説を覆す結果が出た。

もっと読む プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
ひまわり畑

おすすめの記事

見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。

もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部